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日産きょう取締役会、CEO候補や前会長告発した役員の処遇議論

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日産自動車は8日、取締役会を開き、株価連動型報酬を上乗せして受け取っていた問題で先月辞任した西川広人前社長兼最高経営責任者(CEO)の後継者候補について議論する。

Nissan Bets on New Skyline Model to Heal Brand Image After Ghosn

日産の新型「スカイライン」

Photographer: Noriko Hayashi/Bloomberg

  事情に詳しい複数の関係者によると、CEOの有力候補として同社の内田誠専務執行役員や関潤専務執行役員、三菱自動車のアシュワニ・グプタ最高執行責任者(COO)の3人に加え、山内康裕CEO代行兼最高執行責任者(COO)の名前が挙がっている。取締役会ではカルロス・ゴーン前会長の失脚を巡り重要な役割を果たしたハリ・ナダ専務執行役員の処遇についても議論するとみられる。

  日産、ルノーのそれぞれの広報担当者はコメントを控えた。

  株価連動型報酬で権利の行使日を変更して当初より多くの額を受け取っていた問題を巡り、西川氏は9月16日付で社長CEO職を辞任。取締役会が正式な後任を決める10月末までの間は、山内氏が暫定CEOを務めている。

  SBI証券の遠藤功治シニアアナリストは「現在の経営陣の人事、意思決定の停滞からの脱却、国内外でのリストラと新車開発のスピードアップ、ルノーとの経営統合や低迷する収益の改善など、やることが山積している」と指摘。経営の正常化のためには「早く新社長を選び実行に移すことが重要」と話した。

  ゴーン氏が昨年11月に金融商品取引法違反容疑で逮捕されて以降、日産の業績は米国事業の不振などで低迷。同社が7月に発表した4-6月期の営業利益は前年同期比99%減の16億円と市場予想を大幅に下回り、2022年度までに1万2500人規模の人員削減を実施する方針を明らかにしていた。

(他のCEO候補者名や日産とルノーのコメントを追加して更新します)
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