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債券下落、リスク選好で売り優勢-流動性供給入札の結果は低調との声

更新日時

債券相場は下落。米中通商協議を巡る過度な悲観論の修正を背景にリスク選好の売り圧力が強まった。また、この日に実施された流動性供給入札の結果が低調と受け止められたことも相場を下押しした。

  • 新発10年債利回りは一時、前日比2.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.205%
  • 新発20年債利回りは一時0.2%、新発30年債利回りは0.375%
  • 長期国債先物12月物は10銭安の155円14銭で取引を開始。午後に入ると流動性供給入札の結果や日本株の上昇などを受けて155円を割り込み、結局は29銭安の154円95銭で安値引け

市場関係者の見方

  • 三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト
    • 米国と中国の経済が緩やかに減速する中で貿易協議が完全に物別れに終わるとは想定されておらず、リスクオンの流れ
    • 加えて、日本銀行の副作用対策による国債買い入れ減額に対する警戒感があり、超長期債の地合いは悪い
    • そうした中、流動性供給入札の結果が低調だったこともあり、先物を中心に売り圧力がさらに強まった

流動性供給入札

  • 対象は残存期間5年超15.5年以下
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は2.68倍と、同年限の前回入札の2.79倍を下回った
  • 最大利回り格差は0.014%、平均利回り格差は0.012%
  • 備考:過去の流動性供給入札の結果一覧

背景

  • 米10年債利回りはアジア時間の取引で一時1.59%と3日以来の水準まで上昇
  • アジア株式市場はほぼ全面高。日経平均株価は212円53銭(1%)高の2万1587円78銭で終了
  • 中国、困難な通商問題は来年協議へ工程表作成の用意-FOX

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.325%-0.360%-0.210%0.195%0.375%0.420%
前日比+1.5bp+2.0bp+2.0bp+2.0bp+2.0bp+0.5bp

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