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ゴーン氏「内部告発」の日産ナダ専務執行役員に退社圧力-関係者

日産自動車のカルロス・ゴーン前会長

日産自動車のカルロス・ゴーン前会長

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
日産自動車のカルロス・ゴーン前会長
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

日産自動車のカルロス・ゴーン前会長の失脚を巡って重要な役割を果たし、資本提携先であるフランスのルノーとの交渉でも中心的な橋渡し役を担った日産の役員が、株価連動型報酬の問題を受けて退社圧力にさらされていることが、事情に詳しい複数の関係者の話で分かった。

  関係者が情報は非公開であるとして匿名を条件に明らかにしたところによると、ハリ・ナダ専務執行役員(55)が、ルノー側の支持もあり、早ければ8日の取締役会で退社を余儀なくされる可能性がある。事情に詳しい複数の関係者によれば、ナダ氏は、ゴーン氏の不正疑惑に関連し司法取引をして捜査に協力している。

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ハリ・ナダ専務執行役員

Source: Nissan Motor

  英国と日本で学んだ弁護士のナダ氏は、ゴーン氏と西川広人前社長兼最高経営責任者(CEO)の下、CEOオフィスで勤務していた。ナダ氏については、株価連動型報酬で権利の行使日を変更して当初より多くの額を受け取っていた問題で先月辞任した西川氏と類似の手法で報酬を受けていたことが、複数の関係者の話で分かっている。ナダ氏は、来年予定されているゴーン氏の裁判で重要な証人の1人になるとみられている。

  日産の広報担当の百瀬梓氏はナダ氏について、退社する理由はなく、今後も日産の従業員であり続けるとし、コメント提供に関しナダ氏への取り次ぎを控えた。ナダ氏に電話とメールでコメントを求めたが回答は得られていない。ルノーの広報担当者はコメントを控えた。

  日産は8日に取締役会を開き、CEO候補について議論する予定。取締役会は10月末を後任発表の期限としており、事情に詳しい複数の関係者によると、有力候補を3人に絞り込んで検討している。

原題:Ghosn’s Whistle-Blower Said to Face Pressure to Leave Nissan(抜粋)

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