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香港の覆面禁止に反発広がる、デモ隊が破壊や放火-実弾で負傷者も

  • 地下鉄は5日も全線運休、一部スーパーや銀行などが休業
  • 市内の銀行サービス利用に「深刻な影響」-金融管理局

香港では4日、政府がデモ参加者の覆面を禁止する「緊急状況規則条例」の発動を決めたことへの反発が広がり、一部のデモ隊が夜になって過激化した。市内では破壊行為や放火が行われ、地下鉄は運行を停止、警察の実弾発砲による負傷者が発生した。

  4日夜、元朗区でデモ参加者らが私服警官の車を襲った後、小競り合いになり、デモ隊の1人が警官に撃たれて負傷した。覆面禁止反対を掲げ、当初は平和的に行進していた一部の参加者が市内の各所で警察と衝突したほか、中国本土と関係のある企業や駅を破壊、少なくとも列車1台に放火した。

  地下鉄は5日も引き続き、空港につながる路線を含め全線運休となっている。

  スーパーマーケットチェーンの百佳(PARKnSHOP)やドラッグストアチェーンのワトソンズ、中国国有銀行の中国工商銀行と中国建設銀行、中国銀行(香港)は5日、市内のほぼ全ての店舗を休業する。

  中国銀(香港)は一部支店とATMが破壊行為により被害を受けたと発表。香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)は市内の銀行サービス利用が「深刻な影響」を受けたと明らかにした。香港ディズニーランドは開園時間を午後1時に遅らせた。

  香港の裁判所が同条例の施行停止を求めた申し立てを棄却したことを受け、デモ隊は5日に覆面禁止への抗議としてハロウィーンのかぶり物や仮面を着けて「平和的に行進」する計画。6日と、重陽節の祝日に当たる7日にも抗議行動が予定されている。

Reactions On The Streets Of Hong Kong As Government Invokes Rare Emergency Powers

銅鑼湾駅の入り口付近で放火されたバリケード(4日)

計画されている主要な香港の抗議:
  • 香港時間5日午後3時(日本時間同4時):九龍での反覆面行進
  • 同5日午後7時:ビクトリア公園での国際支援集会
  • 同6日午後4時:ビクトリア公園での警察の暴力抗議
  • 同7日午後7時:太子駅での集会
Reactions On The Streets Of Hong Kong As Government Invokes Rare Emergency Powers

4日に破壊された中国銀行のATM

原題:Hong Kong Mask Ban Backfires as Protesters Rampage Across City(抜粋)

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