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豪中銀:世界成長見通し不透明感増す、外的ショックに言及

更新日時
  • 国内金融機関の行き過ぎたリスク回避に警鐘、景気抑制の可能性指摘
  • 全体として豪金融システムは回復力ありショック乗り切れると分析

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は4日発表した金融安定報告で、米中の貿易戦争や香港情勢を巡る緊張のエスカレート、欧州連合(EU)からの英国の無秩序な離脱といった外的ショックが、国内経済に打撃を与える可能性に言及し、前回の安定報告公表以降、世界経済の成長見通しの不透明感が増したとの認識を明らかにした。

  国内経済については、既に鈍化しつつある景気の抑制につながりかねないとの懸念から、銀行に対し融資審査の際に厳格になり過ぎないよう求め、「融資は常に一定のリスクを伴うが、金融機関の行き過ぎたリスク回避により経済成長を促す信用供与が抑えられる恐れがある」と説明した。

  半年前の前回報告で住宅価格がさらなる下落を続けるリスクを懸念していた豪中銀は、そうした不安は後退したものの払拭(ふっしょく)されていないと分析。現在の不良債権比率が世界的な金融危機後の高水準を上回っていることに言及した。

  ただ、全体として豪州の金融システムは「なお回復力があり、ショックを乗り切る能力が引き続き培われている」と指摘。主要銀行の資本保有は「過去のほとんどの国際的銀行危機に伴う規模のショックに耐えられる十分な水準にある」との認識を示した。

原題:After Cutting Rates, RBA Tells Banks Not to Be Overly Cautious(抜粋)

(2段落目以降で詳細を追加して更新します)
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