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主要債券市場、世界経済成長失速とインフレ期待鈍化のシグナル

  • ISMの非製造業と製造業の景況指数振るわず懸念拡大
  • 最も深く流動的な債券市場への大規模な動きが見られると市場関係者

世界の主要国債市場は、世界の経済成長の失速とインフレ期待の急速な鈍化を示す明確なシグナルを発している。

  米独国債の利回りは大幅低下、債券市場のインフレ指標は物価圧力の一段の低下を示したほか、投資家が長期債の大量購入にさらなる対価を必要としていないことも示された。さらに米供給管理協会(ISM)が3日発表した9月の非製造業総合景況指数は市場予想を超える大幅な低下となり、1日発表のISM製造業総合景況指数が2009年6月以来の低水準となったことで広がった懸念は一段と強まった。

  2020年にかけての世界経済成長のリスクが高まる中で、投資家は安全資産の購入を増やしている。米下院によるトランプ大統領の弾劾調査開始や1カ月を切った英国の欧州聯合(EU)離脱期限、長引く貿易戦争など経済への逆風は強く、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げが行われたとしても特効薬にはならない見込みだ。

  エバコアISIのポートフォリオ戦略責任者デニス・デブシェール氏は、「各債券市場に一貫して見られるテーマは、リセッション(景気後退)下でのディスインフレ・シナリオという悪い結果のリスク上昇だ」と指摘。「金融政策の効果はまずます弱まっているため、リセッション時にはインフレ期待が非常に低水準で固定されるリスクがある。最も深く流動的な債券市場へ向かう大規模な動きが見られる」と説明した。

Traders price out hopes of Fed buoying inflation

原題:Bond Markets’ Tea Leaves Send Sobering Signal: Trouble Is Ahead(抜粋)

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