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【債券週間展望】長期金利低下か、海外需要回復や超長期に買い安心感

10月第2週(7-11日)の債券市場では長期金利が低下すると予想されている。国慶節の休みが明ける中国など海外投資家の需要が回復するとの見方や、利回り曲線のスティープ(傾斜)化が一服して超長期債に買い安心感が出ているとの見方も金利低下を促しそうだ。

市場参加者の見方

◎野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 10年債入札不調の一因だった中国の不在が解消される上、ドル・円ベーシススワップのプレミアム拡大で海外投資家にとって日本国債は魅力的
  • 日本銀行のオペは1-3年の増額と3-5年の減額を続ける可能性がある一方、超長期は9月に比べて金利も高く金額を据え置きそう
  • 超長期の流動性供給入札の順調を受けてスティープ化がいったん終わり、下期に入った投資家には買い安心感も出ている
  • オペ減額で超長期金利を押し上げ、それを受けて30年債入札結果が強くなり過ぎると、逆に金利が低下してしまう面もある
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.24%~マイナス0.20%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 米国で景気減速懸念を背景に利下げ期待が強まっており、国内も日銀の追加緩和期待が相場を支える
  • 主要国の中央銀行は緩和姿勢を当面維持する見通しで、国債利回りの大幅上昇は見込みづらい
  • ただ、超長期ではオペの小幅減額の可能性がある上、30年債入札を控えており、積極的に買い進む動きは限られよう
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.23%~マイナス0.18%

日銀オペ予定

対象年限直近オペの金額
7日1-3年4200億円
3-5年3400億円
10-25年1200億円
25年超300億円

過去の日銀国債買い入れオペの結果一覧

国債入札予定

年限発行予定額前回の表面利率
8日

流動性供給



(残存期間5年超15.5年以下)

6000億円程度
10日30年債7000億円程度0.4%

主な材料

  • 8日:パウエルFRB議長、講演(デンバー)
  • 8日:9月の米生産者物価指数(PPI)
  • 9日:米FOMC議事要旨(9月17、18日開催分)
  • 9日:IMF、世界経済見通し(WEO)分析部分
  • 10日:9月の米消費者物価指数(CPI)
  • 10日:日銀の雨宮副総裁、講演(都内)
  • 10日:米中閣僚級貿易協議(ワシントン、11日まで)
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