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ECBレーン氏:金融政策の効果、低インフレとゼロ金利が妨害も

更新日時
  • レーン氏はフィンランド中銀の配付資料でコメント
  • ECBの金融緩和パッケージ、中期的に効果表す-レーン氏

欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、フィンランド中銀のレーン総裁は、根強い低インフレとゼロ金利の組み合わせが金融政策の効果を妨げているかもしれないとの認識を示した。

  レーン氏はフィンランド中銀が3日配布した報道向け資料で、「長引く低インフレとゼロ金利による、ある種の有害な均衡を避けるよう留意するべきだ。この状態に陥ると、景気サイクルのバランスを取る金融政策の能力が著しく抑制されるからだ」と説明した。

Finnish Central Bank Governor Olli Rehn Cuts Forecasts

レーン・フィンランド中銀総裁

  さらに「そうなると、経済成長率は潜在成長率を長期的に下回る状態が続き、雇用を押し上げる取り組みに支障を来す」と続けた。

  資料発表に合わせてヘルシンキで開いた記者会見でレーン氏は、ECBが9月に打ち出した金融緩和パッケージに言及。この措置は「完全に妥当」であり、中期で効果が表れるだろうと述べた。

  政策委員会内の見解の相違については「委員の間で経済見通しを巡り異なった解釈があるのは極めて自然なこと。金融政策姿勢に関して異なった見解はある」と語った。

  レーン氏はまたECB政策委員会は将来に必要となりそうな政策措置に関して予断を持たないとしつつ、インフレ見通しは極めて低水準で、中期のインフレ率予測はECBの目標を明らかに下回っていると指摘。一方、ユーロ圏のデフレリスクは「極めて小さい」との見方を示した。

原題:Rehn Sees Limits of ECB’s Capacity to Boost Economic Growth、ECB’s Rehn Says Sept. Decisions’ Impact Seen in Medium Term (抜粋)

(最終段落にインフレ見通しについての発言を加えます)
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