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ジョンソン氏離脱案、EUは批判的-現在の形なら拒否と関係者

  • さらなる英国の大幅譲歩ない限り、期限内の合意可能性ほぼない
  • EU内の基本シナリオは英国の離脱再延期-関係者

ジョンソン英首相が欧州連合(EU)に提示した新たな離脱計画は、内容に疑問を持つ2つのグループの批判にさらされそうだ。英議会、そして欧州委員会だ。

  ジョンソン氏は議会の承認獲得に向け、保守党内の離脱強硬派から十分な支持をついに確保したとして楽観的だ。だがEU関係者は、同氏の提案は依然として受け入れ可能ではなく、英国がさらに大幅な譲歩をしない限り10月末までに合意できる可能性はほとんどないと述べた。

アイルランド国境での検査は行わず、必要なら合意なき離脱の用意もできていると話すジョンソン英首相(2日)

出典:ブルームバーグ

  この関係者によると、EU側の基本シナリオは、ジョンソン氏が離脱延期を拒んでいるとしても結局は再び延期せざるを得ないというものだ。同氏と2日夕に電話会談した後でアイルランドのバラッカー首相は「提案は合意済みの目的に沿っていない」と発言した。

  別の欧州当局者も、現在の形ではEUはジョンソン氏の提案を拒否する見通しだと語った。交渉担当者が何らかの手を加えようとする機会にはなるが、実行可能な形にするには十分な時間が残されていないと指摘した。

  欧州委員会がジョンソン氏の案について記述した外交文書によると、この案ではアイルランド全地域の経済に打撃となるほか、EU単一市場が損なわれるリスクがある。EUにはまた、北アイルランド議会に拒否権が付与されることについても懸念がある。

原題:
Johnson’s Brexit Plan Faces Doubters in Brussels and Westminster(抜粋)

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