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債券上昇、米利下げ観測や日銀買い入れ据え置きで-上値重いとの声も

更新日時

債券相場は上昇。米国の利下げ観測の強まりで米長期金利が低下したことに加え、日本銀行が国債買い入れオペの金額を据え置いたことを受けて買いが優勢となった。半面、超長期ゾーンの買い入れ減額観測が根強く、相場上昇は限定的となった。

  • 新発10年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.215%。一時マイナス0.22%と、9月30日以来の低水準
  • 新発30年債利回りは0.5bp低い0.35%、一時0.355%を付ける場面
  • 長期国債先物12月物の終値は14銭高の155円15銭。午後に入って残存5ー10年オペの強めの結果を受けて155円24銭まで上昇も、その後は高値警戒感から伸び悩み

市場関係者の見方

  • みずほ証券の丹治倫敦チーフ債券ストラテジスト
    • 日銀の5-10年買い入れオペは減額と据え置きで見方が分かれていたが、据え置き
    • 今の減額ペースを続ければ、日銀の国債保有残高の増加幅は近い将来ゼロに近づき、いずれオーバーシュートコミットメントに抵触
    • 10月の国債買い入れ計画以降、日本国債は米債対比で割安化が進んだ。来週もその修正が続き、米債比強い展開を予想
  • 岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト
    • 今晩の米雇用統計次第だが、米国で利下げ期待はしばらく続きそうだ
    • 7日に超長期国債対象の日銀オペが予定されており、買い入れ額は小幅減額される可能性
    • オペ減額が警戒される中、10日に30年国債入札を控え、超長期国債を積極的に買い進む動きは限られよう
長期国債先物12月物の日中取引推移

日銀オペ

  • 対象は残存期間5年超10年以下、1年以下、物価連動債
  • 買い入れ通知額はいずれも前回オペから据え置き
  • 備考:過去の日銀オペ結果一覧

背景

  • 米供給管理協会(ISM)が発表した9月の非製造業総合景況指数は3.8ポイント低下の52.6と2016年8月以来の低水準
  • 3日の米10年物国債利回りは7bp低い1.53%程度。この日の時間外取引も1.53%付近で推移

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.335%-0.370%-0.215%0.180%0.350%0.405%
前日比-1.0bp-1.5bp-2.0bp-1.0bp-0.5bp-0.5bp

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