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Photographer: Balint Porneczi

WTO、米国に対EU報復関税認める-年最大8100億円相当

  • 承認された関税規模はWTO史上最大、エアバス不当補助金を認定
  • 米国は航空機含むEU製品に報復関税導入へ、EUも対抗する構え
An Airbus A350 XWB passenger aircraft stands on the final assembly line at the Airbus Group NV factory in Toulouse, France.
Photographer: Balint Porneczi

世界貿易機関(WTO)は欧州連合(EU)が航空機メーカーのエアバスに不当な政府補助金を提供している対抗措置として、米国が75億ドル(約8100億円)相当のEU製品に報復関税を課すことを認めた。

  承認された報復関税の規模はWTO史上最大。これまでで最大だった2002年の40億4000万ドルの2倍近くとなる。

Record Award

U.S. gets go-ahead to impose tariffs on $7.5 billion worth of EU exports 

Source: World Trade Organization

Note: *Awarded in C$; **=certain country of origin labeling; ***=foreign sales corporations

  米国はすでに中国と貿易戦争を展開中で、EUとも関税合戦を繰り広げるとなれば、世界経済を脅かすことになりかねない。WTOは1日発表した報告書で、今年の世界貿易伸び率見通しを10年ぶりの低水準に引き下げ、「非難応酬の破壊的サイクル」を招く可能性があると警告した。

  米国は報復関税の対象とする暫定リストを作成し、この中から対象品目を設定できる。リストにはエアバスの航空機や部品、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンやレミーコアントロー、ペルノ・リカールなどのワイン・蒸留酒、クリスチャン・ディオールやエルメス・インターナショナルの革製品などが含まれる。

  WTOは米国の報告を月内にジュネーブで開く会合で採択する見込みで、この手続きを経て米国は新関税を課すことが可能になる。

  ただ、欧州委員会のマルムストローム委員(通商担当)によると、米国がエアバスに関連した報復関税を導入する場合、来年初めに見込まれる米国のボーイングへの補助金を巡るWTO判断を待って、EUも報復措置を講じる方針。

原題:
U.S. Wins $7.5 Billion Sanctions Versus EU in WTO Aircraft Fight(抜粋)

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