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債券は大幅続伸、米景気懸念でリスク回避-順調な入札結果も後押し

更新日時

債券相場は大幅続伸。米国の景気先行き懸念を背景にしたリスク回避の流れで買いが先行。超長期ゾーンを対象に実施された流動性供給入札が順調な結果となったことも追い風となり、引けにかけて一段高の展開となった。

  • 新発10年債利回りは一時、前日比2.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.195%と、2営業日ぶりの低水準を付けた
  • 新発20年債利回りは0.19%、新発30年債利回りは0.35%、新発40年債利回りは0.405%と、いずれも3営業日ぶりの水準に低下
  • 長期国債先物12月物の終値は38銭高の155円01銭。引け間際に一時155円02銭まで上昇

市場関係者の見方

  • パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長
    • 米供給管理協会(ISM)製造業景気指数に続いてADP雇用統計も弱く、米経済回復シナリオに疑念が生じている
    • 基本的に債券に資金が向かいやすい状況で、日本株の下落も相まって、先物は上値を試す展開になった
    • また、流動性供給入札が予想より強い結果となり、40年を中心に超長期債も大きく買われた

流動性供給入札

  • 対象は残存期間15.5年超39年未満
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は2.76倍、前回の同年限の入札は2.65倍
  • 最大利回り格差は0.001%、平均利回り格差はマイナス0.002%
  • 岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト
    • ここのところの利回り上昇で以前よりはそれなりに需要があったとみられる
    • 入札結果としては順調で、後場の買いにつながった
  • 備考:過去の流動性供給入札の結果一覧

背景

  • ADPリサーチ・インスティテュート発表の9月米民間雇用者数、市場予想下回る
  • この日の日本株は大幅安。日経平均株価の終値は前日比2%安の2万1341円74銭と9月9日以来の安値で引けた
  • 米国の長期金利はアジア時間の取引で一時1.57%と、9月9日以来の水準まで低下

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.325%-0.350%-0.195%0.200%0.355%0.415%
前日比-1.5bp-2.0bp-2.5bp-2.5bp-3.5bp-4.5bp

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