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Photographer: Ali Mohammadi/Bloomberg

ノルウェー政府系ファンド、石油株6400億円相当の売却承認される

  • 当初は石油株投資からの完全撤退を計画、政治的妥協で規模縮小
  • ノルウェーは石油へのエクスポージャー低減を目指している
Gas flares burn from pipes aboard an offshore oil platform in the Persian Gulf's Salman Oil Field, operated by the National Iranian Offshore Oil Co., near Lavan island, Iran, on Thursday, Jan. 5. 2017. Nov. 5 is the day when sweeping U.S. sanctions on Iran’s energy and banking sectors go back into effect after Trump’s decision in May to walk away from the six-nation deal with Iran that suspended them.
Photographer: Ali Mohammadi/Bloomberg

ノルウェーの大規模な政府系ファンド(SWF)は59億ドル(約6400億円)相当の石油・天然ガス株を売却する承認を得た。当初は石油・天然ガス株投資から完全に撤退する計画だったが、結局、一部の引き揚げにとどまった。

  運用資産1兆ドルの同ファンドが2017年に、エクスポージャーを減らせば国のリスク全体を低減できるとして石油・天然ガス株約400億ドル相当を売却する許可を政府に求めた時、市場は大きな衝撃を受けた。その後、世界の石油大手を守ろうとする政治的妥協により同計画は縮小された。ノルウェーは西ヨーロッパ最大の石油生産国。

  ノルウェー財務省が1日遅く公表した最終案では、石油・天然ガス株の売却規模は政府が3月に示した予測よりも縮小された。同予測は売却規模を約700億クローネ(約8300億円)と推定していた。

  最終案によると、売却資産には予想通り、FTSEラッセルが「石油:原油生産者」と分類する銘柄を含む。同ファンドが保有するこのカテゴリーの銘柄は9月中旬の時点で95あり、SWFの株式ベンチマークの構成割合は0.8%。ノルウェー政府は売却は「徐々に進めていく」と説明した。

  FTSEラッセルが7月に提供したリストによれば、2018年末時点でSWFの同カテゴリーの持ち分上位はコノコフィリップスとEOGリソーシズ、オキシデンタル・ペトロリアム、中国海洋石油だった。ノルウェー財務省は1日の発表資料で最新の持ち株リストを明らかにしなかった。

Limited Divestment

There's little left from Norway's wealth fund's proposal to dump oil stocks

Sources: Norges Bank Investment Management, Norway's Finance Ministry

原題:Norway Wealth Fund Gets Nod to Sell $6 Billion in Oil Stocks (1)(抜粋)

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