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ドル・円は小幅高、米景気の減速懸念を受けた売りが一巡-107円台後半

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は小幅上昇。米景気の減速懸念や海外政治を巡る不透明感からドル売りが先行したが、売りが一巡した午前の後半からは買い戻しが優勢となった。

  • ドル・円は午後3時34分現在、前日比ほぼ横ばいの107円80銭。いったん0.1%安の107円64銭まで下落した後、一時107円89銭まで上昇
  • ユーロ・ドルは前日比0.1%安の1ユーロ=1.0926ドル

ドル・円は米国時間での急落から買い戻し優勢に

市場関係者の見方

ステート・ストリート銀行の若林徳広在日代表兼東京支店長

  • ドル・円相場が午前の後半から持ち直したのは、仲値にかけての売りをさらに加速させる材料もなく、108円台半ばまで上がった時にショートした向きの利益確定などが出たためのようだ
  • 107円50銭は上がる時も下がる時もいったん動きが止まってもみ合ったチャート上の節目。足元ではこれよりやや上の水準で買いが入りやすい
  • 米雇用統計の直前はよほどのことがないと積極的には動かないが、FRB高官が予想外の発言をした場合には大きく反応するリスクがある

SBI証券債券営業支援室の相馬勉室長

  • 海外で米欧景気や政治に関するネガティブな材料が出たのでややリスクオフの流れになったが、107円台半ばから108円台半ばのレンジを抜けられる感じではなく、108円台で売って107円台半ばで買い戻す程度か
  • 香港情勢にはかなり注意が必要。当局側の実力行使がエスカレートしたりすれば、東京市場はリアルタイムで影響を受ける
  • 北朝鮮のミサイルは本来はリスクオフの材料だが、これだけ頻繁に発射されると市場は慣れてしまい、ドル・円の売り材料になりにくくなっている

背景

  • 9月の米ISM製造業総合景況指数は市場の予想外に一段の活動縮小を示し、リーマンショック翌年に当たる2009年6月以来の低水準に
  • トランプ米大統領はパウエル議長ら米連邦準備制度理事会(FRB)がドル高を容認し、米国のメーカーに打撃を与えたと非難するツイート
  • 香港で妨害行為やゼネストを計画-警察の実弾発砲で18歳が重体
  • 北朝鮮が早朝に弾道ミサイル発射、排他的経済水域(EEZ)内に落下の可能性も-日本政府が発表
  • 日経平均株価は世界景気の減速懸念などから前日比0.5%安で取引を終了
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