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ドラギ総裁:財政政策による景気押し上げでECBの金利上昇は早まる

  • 金融政策が実効下限に近い状況では財政政策はより強力になる
  • 金融政策は引き続きその役割を果たしていく

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、一段と緩和的な財政政策がECBの金融刺激策を補うことは、超低金利の速やかな終了とその悪影響の軽減につながるとの認識を示した。

  ドラギ総裁は1日にアテネで、「金融政策と並行して財政政策がさらに景気を支える役割を果たすことで、物価安定への戻りが早まり、副作用は少なくなる」と述べた。

  この発言は経済成長支援で財政を緩める余力のある欧州諸国政府に呼び掛けるもので、ドラギ総裁は任期終盤の時期に自身の継続的テーマに別の切り口を与えた。同総裁は記者団に、「今こそ財政政策が主導すべき時だ」と述べ、「金融政策が実効下限に近い状況では、財政政策はより強力になる」と指摘した。

  ドラギ総裁は最近の量的緩和(QE)を含む刺激策強化に言及し、「金融政策は引き続きその役割を果たしていく」とも述べ、「財政政策と構造政策が並行して役割を果たし、現在見られる以上になれば、金融政策の副作用はより抑えられ、より高い金利への回帰は早まる」と語った。

原題:Draghi Says Fiscal Boost Could Allow ECB to Raise Rates Sooner(抜粋)

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