米ISM製造業指数:活動さらに縮小、10年ぶり低水準-雇用低迷
Reade Pickert
更新日時
米供給管理協会(ISM)が発表した9月の製造業総合景況指数は、市場の予想外に一段の活動縮小を示し、前回のリセッション(景気後退)終了以降で最低の水準となった。世界的な景気減速や米中の貿易戦争が製造業セクターをますます圧迫している。
キーポイント |
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背景
- 総合指数が50を下回るのはこれで2カ月連続。約1年前に記録した14年ぶり高水準から、下げ幅を拡大した。米金融当局に追加利下げを求める声が強まる可能性も
詳細
- 新規受注は47.3に小幅上昇-前月(47.2)は今の景気拡大が始まって以降の最低水準と並んでいた
- 在庫指数は46.9に低下-2016年後半以来の低水準
- 海外需要の指標となる輸出受注は41に低下-2009年3月以来の低水準
- 輸入指数は48.1-縮小圏にとどまる
- 仕入価格指数は49.7-引き続き50を下回り、インフレ圧力の抑制を示唆
- 受注残は45.1に低下
- 顧客在庫は45.5に上昇
- 統計の詳細は表をご覧ください
原題:U.S. Factory Gauge Hits 10-Year Low as Employment Wobbles (1)(抜粋)
(統計の詳細を追加し、更新します)
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