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債券先物は大幅反発、前日急落の反動-オペ減額警戒で現物の上値限定

更新日時

債券市場では先物相場が大幅反発。前日に先物中心限月が大幅下落した反動や、米国の長期金利が低下した流れを引き継いで買いが優勢だった。半面、日本銀行の国債買い入れオペ減額に対する警戒感が超長期債などの現物債の上値を限定的にした。

  • 長期国債先物12月物の終値は前日比49銭高の154円63銭。取引開始後に154円62銭まで上昇した後、いったん154円41銭まで上げ幅を縮小。取引終了にかけて再び買いが強まり、一時154円64銭まで上昇
  • 新発10年物356回債利回りは3ベーシスポイント(bp)低下のマイナス0.17%、新発5年債利回りは3bp低下のマイナス0.325%
  • 新発20年債利回りは2bp低下の0.225%、新発30年債利回りは1.5bp低い0.39%

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 米供給管理協会(ISM)製造業指数を受けた米金利低下で、円債先物は夜間取引から大幅に買い戻されていた
  • 金利が上昇すると超長期債は需要が強く、下期に入って生命保険の買いが復活してくる可能性や、海外勢にとっても米債対比で金利上乗せ幅が大きいのは超長期だ
  • ただ、日銀がオペ方針を発表した翌日に相場が急落したことで、オペ減額の影響を無視できなくなったと考える人も多い
  • これまでなら絶好の買い場だったはずだが、単純には買えない。4日の残存5-10年のオペで投資家がどれだけ売ってくるか見極める姿勢もある
長期国債先物12月物の日中取引推移

背景

  • 9月の米ISM製造業景況指数が約10年ぶりの低水準、製造業活動の縮小を示す50を2カ月連続で下回る
  • 1日の米10年国債利回りは前日比3bp低い1.64%程度、この日の時間外取引では1.66%程度まで戻す

流動性供給入札

  • 3日に実施。対象は残存期間15.5年超39年未満
  • 発行予定額は5000億円程度
  • 野村証の中島氏
    • 業者は1日の相場急落でポジションが傷んでいる可能性があり、積極的には行きづらい面もある
  • 備考:過去の流動性供給入札の結果一覧

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.310%-0.325%-0.170%0.225%0.390%0.460%
前日比-1.5bp-3.0bp-3.0bp-2.0bp-1.5bp-2.0bp
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