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英ポンドに売りシグナル点灯、9月の上昇受け-JPモルガン

  • JPモルガン、ポンドをスイス・フランに対してショートを推奨
  • 英EU離脱を巡るリスクや英中銀のハト派傾斜がポンド下落を示唆

英ポンドの9月の圧倒的上昇で売りシグナルが点灯したとJPモルガン・チェースは受け止めている。

  10月末に英国が合意なしで欧州連合(EU)を離脱するとの見方がトレーダーの間で後退したことから、ポンドは9月にG10通貨の全てに対して上昇。このため、英EU離脱期限が迫る中、ポンドのバリュエーションは「もはや安くはない」と、ミーラ・チャンダン氏らストラテジストは9月27日のリポートで指摘した。

  JPモルガンは10月末までの離脱合意の確率が「極めて低い」上、来年1月までのハードブレグジット(強硬離脱)の確率が高まったことを踏まえ、ポンドをスイス・フランに対して売るよう推奨。さらに、イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)のソーンダース委員が先週、予想外にハト派に転じたこともポンドのショートに確信を強めたとした。

  チャンダン氏は「さほど割安ではないバリュエーションや『合意なき』離脱のリスクを巡る根強い政治的不確実性、英中銀のハト派傾斜といった現状に照らせば、ポンドのリスクは下向きと考えられる」と分析した。

  ポンドは9月に対ドルで1%上昇。スイス・フランに対しては約1.9%値上がりし、1ポンド=1.2270フラン付近で推移。JPモルガンは1.22フランでポンド売り・フラン買いを推奨した。

原題:JPMorgan Doubles Down on Pound Short After Unexpected Rally(抜粋)

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