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クレディ・スイスCOOが幹部内偵問題で引責-CEOに報告せず

  • 幹部監視についてティアムCEOと協議せず1人で決定との調査結果
  • 幹部尾行のため私立探偵雇った請負業者の男性が自殺

クレディ・スイス・グループのピエールオリビエ・ブエ最高執行責任者(COO)が辞任した。スイスの金融界を揺るがし、同行への信頼を大きく損ねた幹部内偵問題の幕引きを図るため身を引いた。

  ブエ氏はティージャン・ティアム最高経営責任者(CEO)の長年の側近の1人。競合するUBSグループへの移籍が決まったウェルスマネジメント部門元責任者イクバル・カーン氏の監視を命じた責任を取る形で辞任した。

Pierre-Olivier Bouee HANDOUT

ピエールオリビエ・ブエ氏

Source: Credit Suisse

  クレディ・スイスが1日公表した内偵問題の調査結果によると、ブエ氏は「イクバル・カーン氏の監視を始める決定は当行の利益を守るため自分1人で下したものだ」と説明。また調査では、ティアムCEOが「監視を承認していたことを示すものは見つからなかった」。カーン氏が顧客引き抜きを図っていたことを示す証拠もなかったという。

  クレディ・スイスによる幹部内偵疑惑は1週間前のタブロイド紙報道で明るみになり、ウルス・ローナー会長が事態の収拾に取り組んでいる。9月30日夜には、カーン氏を尾行するため私立探偵を雇っていた請負業者の男性が自殺していたことが明らかになった。

原題:Credit Suisse CEO Exonerated as Bouee Resigns After Spy Scandal(抜粋)

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