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「赤バイ」のインディアン、100年の歴史経て日本事業を再スタート

  • 独BMWなどの競合他社から日本の市場シェア奪取目指す
  • 今年日本法人を設立、販売店数を30に倍増する計画

約100年前、日本初の警察車両として採用されたのは米インディアン・モーターサイクル製の「赤バイ」だった。その米国最古のオートバイメーカーがかつての栄光を取り戻すべく動き始めた。

  インディアン・モーターサイクルを傘下に置く米ポラリスは、ドイツのBMWモトラッドや米ハーレーダビッドソンといった強力な競合他社から日本の市場シェアを奪取することをもくろんでいる。人口減少や経済成長の低迷が続くものの、日本は大型バイクの五大市場の一つ。ポラリスは、現在一桁台のインディアンの市場占有率を2025年までに10%まで拡大することを狙う。

Indian Motorcycle Co. CEO Scott Wine Interview

インディアン・モーターサイクル製のオートバイ

Photographer: Peter Foley/Bloomberg

  ポラリスは外部委託していたインディアンの日本での販売活動を自社の直接管理に変更。これまでは単独の販売代理店に頼っていたが、今年、日本法人を設立し、販売店数を30に倍増する計画だ。

  ポラリスジャパンの泉田金太郎ジェネラルマネージャーは、これまでの日本での同社の事業について、「当たり前のことができていなかった」とし、今後は改善していくと述べた。

  日本ではハーレーダビッドソンが長年、輸入二輪車市場を主導してきた。日本自動車輸入組合によると、ハーレーダビッドソンの18年の市場占有率は44%、BMWは24%だった。

  日本メーカーのホンダやカワサキモータース、スズキ、ヤマハ発動機が手掛けるのは小型エンジンのバイクが中心で、排気量1000ccを超える大型の高性能バイクは比較的少ない。

  ポラリスのインディアン部門のスティーブ・メネット社長はブルームバーグとの電話インタビューで、日本の各社は「非常に力強いメーカーだが、当社と真っ向から競合しているわけではない」と話した。

  米国ではオートバイ販売が逆風にさらされており、同国のブランドは海外に目を向けている。高価格帯のオートバイを購入する余裕のある愛好家がいる日本は格好の市場だ。

原題:
Indian Motorcycles Taps Into 100-Year Roots With Japan Relaunch(抜粋)

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