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9月30日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが上昇、四半期ベースでは18年半ば以来の大幅高

  30日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。ブルームバーグのドル指数は7-9月(第3四半期)に四半期として2018年半ば以来の大幅な上げとなった。市場は来週開催予定の米中貿易協議に注目している。

  • ドル指数はこの日0.2%上昇-ドルは主要10通貨の大半に対して値上がり
    • ドル指数は7-9月では2.7%上げた-これは18年4-6月(第2四半期)以降で最大の上昇
      • トランプ米政権は、中国企業の米上場阻止や米国からの中国の企業・金融市場への投資の制限を同政権が議論しているとの報道の一部について否定
      • 中国は10月1日から国慶節(建国記念日)の連休に入る-1日には習近平国家主席が演説を行う
      • 中国は米国産大豆の購入で関税免除措置を追加した
      • 市場は今週発表される需要経済指標のほか、10月10-11日に開催予定の米中貿易協議にも注目している
  • この日はニューヨーク時間の朝方にレポ金利が上昇し、ドルも押し上げられた可能性がある。ただその後、米金融当局が流動性を供給し、市場はやや落ち着きを取り戻したとみられる
  • ニューヨーク時間午後4時31分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前営業日比0.2%上昇
    • ドルは対円で0.2%高の1ドル=108円08銭
      • 円はドルに対して月間で1.7%安と、2月以降で最大の下げ
    • ユーロは対ドルで0.4%安の1ユーロ=1.0900ドル
      • ユーロは月間で0.8%下落

欧州時間の取引

  欧州時間のドルは小動き。ドル指数はほぼ変わらずで推移した。主要通貨ではニュージーランド(NZ)ドルが大きく下落。企業景況感指数が約10年ぶり低水準に落ち込んだことが背景にある。

原題:Dollar Heads for Best Quarterly Gain Since Mid-2018: Inside G-10(抜粋)

Dollar Steady; Euro Drops for Eighth Month in Nine: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が反発、S&P500は3四半期連続高

  30日の米株式相場は反発。米中貿易摩擦を巡る最新動向が意識される中、S&P500種株価指数は四半期ベースでも上げ、3四半期連続のプラスとなった。米国債は小幅高。

  • 米国株は反発、ハイテク中心に買い-S&P500種は3四半期連続高
  • 米国債は小幅高、10年債利回り1.67%
  • NY原油は大幅続落、サウジが予想より早く生産能力を回復
  • NY金先物は8週間ぶり安値、ドル高と株上昇が背景

  8月に下落していたS&P500種は、月間ベースで上昇。トランプ米政権が中国金融市場への投資を制限する方法を協議しているとの報道で前週末は下げたが、政権が報道の一部を否定したことで、この日はテクノロジー銘柄を中心に買いが広がった。

  S&P500種株価指数は前週末比0.5%高の2976.74。ダウ工業株30種平均は96.58ドル(0.4%)高の26916.83ドル。ナスダック総合指数は0.8%上昇。ニューヨーク時間午後4時55分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.67%。

  CFRAのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストーバル氏は電話インタビューで米中貿易について、「市場に警戒感がないことを踏まえると、大半は10月10日に何らかの協議があり、この先前向きな展開があると期待しているのだろう」との見方を示した。

  ニューヨーク原油先物相場は大幅続落。サウジアラビアは国営石油会社サウジアラムコでの生産能力が増加する中、9月中旬の石油施設攻撃で失われた供給を全て回復した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は1.84ドル(3.3%)安の1バレル=54.07ドルで終了。この日が最終取引日となったロンドンICEの北海ブレント11月限は、1.13ドル安の60.78ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。中国金融市場への投資制限検討に関する報道の一部を米政権が否定したことを受け、金先物は約8週間ぶり安値となった。ドル高と株価上昇も金強気派の勢いをそいだ。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は2.2%安の1オンス=1472.90ドル。金先物は今月3.7%安と、中心限月としては4月以来初の下げとなった。

原題:U.S. Stocks Advance for Third Straight Quarter: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Grind Higher Into Month-End; Futures Volumes Poor

Oil Slides to its Worst Quarter This Year on Demand Worries

Gold Slumps to an Eight-Week Low as Dollar, U.S. Stocks Rally

◎欧州債:ユーロ圏長期債が下落、歳出拡大観測や入札予定を意識

  30日の欧州債市場はイタリア債とドイツ債がほぼ変わらず。全般的に長期債が下落し、利回り曲線はスティープ化した。欧州で歳出が拡大するとの観測や、スペインとフランスの長期債入札を控えていることが意識された。

  • ドイツ債は朝方に下げていたが、同国インフレ統計が市場予想を下回ったことで下げを解消
  • ドラギECB総裁は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)とのインタビューで、政府支出の拡大を呼び掛けた
  • スペインは10月3日に10年債(表面利率0.6%)と30年債(同2.7%)を合計35億ユーロ売り出すと発表
  • 英国債はブルスティープ化。ジャビド財務相は合意なきEU離脱に至る際はイングランド銀行が金融政策面の対応を検討すると発言
  • ドイツ10年債利回り、フランス10年債利回り、イタリア10年債利回りはいずれも変わらずで、それぞれマイナス0.58%、マイナス0.28%、プラス0.82%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください。

原題:Euro-Area Long-End Bonds Decline; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します)
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