コンテンツにスキップする

オーストリア総選挙、国民党が勝利-クルツ氏が首相に返り咲きへ

  • 国民党の得票率は推計37.1%、緑の党は前回から3倍増の14%
  • 前政権で連立相手だった自由党は失速、ロシア巡るスキャンダル響く

オーストリアで29日投開票された総選挙で中道右派の国民党が勝利し、同党を率いるクルツ前首相の返り咲きはほぼ確実となった。ただ、新政権樹立への道は厳しいものとなりそうだ。

  極右・自由党との連立崩壊がきっかけとなった今回の選挙について、「クルツ氏にとって大きな勝利だが、組閣が容易になるわけではない」とウィーン在勤の政治アナリスト、トーマス・ホーファー氏は指摘。「特に移民や社会問題といった政策面で多くの障害があるほか、緑の党による抵抗もある」と述べた。

  国営オーストリア放送(ORF)によると、国民党の得票率は推計37.1%と、前回に続いて支持を拡大。地球温暖化を巡る懸念が強まる中、緑の党は前回から3倍増の14%と躍進し、連立パートナーの筆頭候補となった。

  自由党は16.1%と、前回の26%から大きく落ち込んだ。複数の党幹部がスペインのイビサ島で偽の「ロシア富豪のめい」に取り入る様子が映った動画が公表された、いわゆる「イビサ事件」の余波が予想以上に大きかった。

Kurz and Greens Gain

Fragmented Austrian parliament makes forming a government a challenge

Sources: Official results, projections

  最大野党の社会民主党は21.7%と、第1次世界大戦後の建国以降の総選挙で最悪の結果だった。

Don’t Hold Your Breath

It usually takes months for Austrian parties to agree on a coalition

Source: Interior Ministry

Note: Time taken from date of election to swearing-in of cabinet

原題:Kurz Headed for Tough Talks After Historic Win in Austrian Vote(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE