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丸紅、傘下の米ガビロン売却を複数の買い手候補に打診-関係者

更新日時
  • 丸紅はガビロン売却の可能性について少なくとも2社と協議-関係者
  • 丸紅は売却を目指していることや協議中であることを否定

丸紅が傘下の米穀物会社ガビロン・グループについて、少なくとも2社に売却を打診したことが明らかになった。事情に詳しい複数の関係者が匿名を条件に述べた。

  関係者によれば、協議は予備的で何も決定していないという。

  ブルームバーグの問い合わせに対し、丸紅はガビロン売却の可能性について複数の商社に打診していることを否定し、売却は検討していないと説明した。報道を受けて同社は1日、「そのような事実はない」と文書で発表。引き続きガビロンを中核事業の一つとして位置づけ、成長と拡大を目指すとの考えを示した。

  何年にもわたって豊作が続いたことや市況低迷により利益につながる価格変動が損なわれており、農産物商品を扱う世界の商社が苦境に立たされている。さらに、米中という巨大市場の間で繰り広げられている貿易戦争に早期改善の兆しはなく、事業を取り巻く環境はさらに悪化している。

  丸紅は2013年、取引規模を拡大するため27億ドル(現行レートで約2900億円)でガビロンを買収。しかし買収以降、米国での干ばつや商品価格の下落に加え、直近では貿易戦争といった一連の問題が丸紅とガビロンに重しとなっている。

  貿易戦争を受けてガビロンは農産物の自己勘定取引を昨年停止したほか、今年4月には過去3年間で2回目となる最高経営責任者(CEO)の交代もあった。丸紅は7月、傘下の米コロンビア・グレイン・トレーディングが中国顧客向けの新規大豆販売を取りやめていることを明らかにしていた。

原題:Marubeni Is Said to Sound Out Potential Buyers for Gavilon Unit (抜粋)

(丸紅の否定コメント発表を追記して更新します)
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