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サウジ皇太子、イランと戦争なら世界経済崩壊-非軍事的圧力望ましい

更新日時
  • 原油価格は想像を絶するほど高い水準まで上昇するだろう
  • 政治的・平和的解決策の方が、軍事的解決策よりはるかに望ましい
Saudi Crown Prince Mohammed bin Salman.

Saudi Crown Prince Mohammed bin Salman.

 Photographer: Mandel Ngan/Pool/AFP via Getty Images

Saudi Crown Prince Mohammed bin Salman.

 Photographer: Mandel Ngan/Pool/AFP via Getty Images

サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、サウジとイランが戦争になれば、「世界経済の完全な崩壊」につながると警告し、イランの野望を阻むには、非軍事的な圧力の方が望ましいとの認識を明らかにした。

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サウジのムハンマド皇太子

フォトグラファー:Mandel Ngan / Pool / AFP via Getty Images

  ムハンマド皇太子は29日のCBSの番組「60ミニッツ」とのインタビューで、「イランを阻むために世界が強力かつ断固たる行動を取らないなら、世界の利益を脅かす情勢のさらなるエスカレートを招くことになろう」と指摘した。

  皇太子は「原油価格は、われわれが一生涯で経験したことのない想像を絶するほど高い水準まで上昇するだろう。政治的・平和的解決策の方が、軍事的解決策よりはるかに望ましい」と語った。

  イランが背後にいると米国とサウジが主張する9月14日のサウジ石油施設への攻撃について、ムハンマド氏は「愚かな考え」に動かされたものだとした上で、「戦略的目的は存在しない。世界の供給の5%を攻撃しようと考えるのは、愚か者だけだろう」と主張した。

  ムハンマド氏はまた、サウジの反体制ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏の殺害事件に対し「全責任を負う」と発言。どうして犯行を知り得なかったのかとの質問には、「サウジ政府のために働く300万人が毎日何をしているか」知ることは不可能だと説明し、「これは間違いだった。このようなことが将来起きるのを防ぐため、あらゆる措置を講じなければならない」と言明した。

  ムハンマド皇太子は、トランプ米大統領とイランのロウハニ大統領との会談への支持を表明する一方、「イエメンの反政府武装組織フーシ派への支援をイランがやめれば、政治的解決ははるかに容易になるだろう。われわれは現時点でイエメンでの政治的解決に向けあらゆるイニシアチブの用意がある」と述べた。

原題:Saudi Crown Prince Says Iran War Would Bring Down Global Economy(抜粋)

(ムハンマド皇太子の発言内容を追加して更新します.)
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