コンテンツにスキップする

レーン氏:ECBになお多くの行動余地-債券購入上限は問題でない

  • 上限を引き上げる必要性は差しあたり「大した問題でない」
  • 「それが心配すべき悩みの種リストの最上位にあるとは思わない」

欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミスト、レーン理事は、債券購入が既存の上限に達するまでの間、ECBにはなお多くの行動する余地が残っていると述べ、金融刺激の手段を使い果たす危険があるとの懸念に反論した。

  レーン理事はニューヨークで27日講演し、債券購入の上限を引き上げる必要性は差しあたり「大した問題でない」と発言した。ECBは11月から月200億ユーロ(約2兆3600億円)規模で資産購入を再開することを先に決定した。

  レーン氏は「それが心配すべき悩みの種リストの最上位にあるとは思わない。資産購入プログラムと現行の上限との間にある種の極めて短期的な対立が存在するとわれわれが考えていれば、そうしなかっただろう」と語った。

  ECBが9月12日の政策委員会終了後に発表した金融刺激策の中で、債券購入による量的緩和(QE)再開の決定は、政策委メンバーの賛否が最も分かれた。ドイツとフランス出身の政策委メンバーを含む8人程度がQE再開に反対したとされ、ラウテンシュレーガー理事によるその後の突然の辞意表明につながった可能性が高いと受け止められている。

原題:Lane Says ECB Has Room to Run Before Bond-Buying Limits Bite(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE