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債券下落、日銀スティープ化策警戒で売り優勢-あすの10年入札も重し

更新日時

債券相場は下落。日本銀行が夕方に公表する10月の国債買い入れオペの運営方針で超長期ゾーンを中心に減額姿勢を示すとの見方に加え、10年債入札を翌日に控えて長いゾーンの売り圧力が強まり、利回り曲線はスティープ(傾斜)化した。

  • 新発10年債利回りは一時、前週末比2ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.22%と、20日以来の水準
  • 超長期債が大幅安。新発20年債利回りは3bp高い0.195%と20日以来、新発30年債利回りは3.5bp高い0.355%と26日以来の水準までそれぞれ上昇
  • 長期国債先物12月物の終値は15銭安の155円02銭。一時154円97銭まで下落

市場関係者の見方

三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

  • 日銀はきょう残存1年超3年以下を増額して、3年超5年以下を減額するツイストオペを実施し、10月の決定会合のマイナス金利深掘りを念頭にスティープ化を明確に企図する姿勢を示した
  • かなり大幅な深掘りになる場合はフラット(平たん)化がかなり進む可能性があり、5年ゾーンを起点に長期・超長期債のスティープ化に働きかけるということだと思われる
  • 10月のオペ方針についてもスティープ化方向のメッセージが強く打ち出されると思われ、目先は売り圧力が掛かりやすい
日本国債の利回り曲線

先週末からややスティープ化

日銀オペ

  • 対象は残存1年超5年以下
  • 買い入れ額は1ー3年が4200億円と前回から200億円増額、3-5年は3400億円と200億円減額
  • 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の六車治美シニアマーケットエコノミスト
    • 3-5年の減額は5年など中期ゾーンの買いが強く、マイナス金利が深くなっていることへの対応だろう
    • 1-3年の増額は長期・超長期ゾーンを減らしていることとの調整もあるだろう
  • 備考:過去の日銀オペ結果一覧

10月のオペ運営方針

  • 日銀は午後5時に当面の長期国債等の買い入れの運営についてを公表
  • 三菱モルガンの六車氏
    • 足元の買い入れ額に合わせて、オファーレンジが下方修正される見込み
    • その上で、10月に入って金利動向を見ながら、場合によっては一段の減額もあり得る

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.325%-0.365%-0.230%0.185%0.355%0.415%
前週末比 横ばい-0.5bp+1.0bp+2.0bp+3.5bp+3.5bp
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