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9月27日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル指数は小幅低下、利益確定の売り-週間では上昇

  27日のニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が小幅低下。一部主要通貨に対し、利益確定のドル売りが出た。四半期末を控えた市場は今週、ドル資金の逼迫(ひっぱく)に反応し、週間ベースではまずまず上昇していた。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下
    • ドル資金逼迫の沈静化を反映して、ドルの動きも落ち着きを取り戻した
    • ドル指数は週間ベースでは0.5%上昇。欧州経済指標の軟調やドル資金供給への懸念などが背景
    • ドルは主要10通貨に対し高安まちまち。対ドルで最も上げたのはスイス・フラン
  • 米政権当局者らが米ポートフォリオ投資による中国への資金流入を制限する方法を協議していることが明らかになり、資源国通貨が下げ、円は下げを縮小
  • ニューヨーク時間午後4時35分現在、ポンドは0.3%安の1ポンド=1.2292ドル
    • 週間ベースでは1.5%安と、主要10通貨のうち最も下げた
    • 欧州連合(EU)からの合意なき離脱が回避された場合でも、英中銀による利下げは必要になる可能性があると、イングランド銀行(中央銀行)のソーンダース氏が発言
  • ドルは対円で0.1%高の1ドル=107円93銭。週間ベースでは0.4%上げた
  • ユーロはドルに対して0.2%高の1ユーロ=1.0941ドル。一時の0.2%安から切り返した

欧州時間の取引

  ドル指数は上下に振れる中、主要10通貨の大半は狭い値動き。英中銀による利下げが必要になる可能性があるとの当局者発言を受け、ポンドは下落した。

原題:Dollar Dips Amid Profit-Taking, Denting Weekly Gain: Inside G-10(抜粋)

Dollar Gains a Second Week as Pound Troubles Deepen: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が3週間ぶり安値、貿易摩擦の激化を警戒

  27日の米株式相場は続落し、3週間ぶりの安値。安全への逃避を促した。政治的な不安材料が満載となった1週間は、貿易戦争がさらに深刻化するとの警戒を伴って終了した。

  • 米国株は続落、貿易に敏感な銘柄中心に下げ
  • 米国債は小幅高、10年債利回り1.69%
  • NY原油先物は下落、米政権が中国への資金流入制限を検討
  • NY金は下落、週間で3月以来の大幅安-ETF保有は拡大

  S&P500種株価指数は週間ベースで1%安。中国へのポートフォリオ投資を制限する方法をトランプ政権が協議していることが明らかになり、巨額の影響が及ぶとの不安が広がった。貿易の影響を最も受けやすい銘柄や、中国関連株の下げがきつい。S&P500種は主要なテクニカル指標を割り込んだ後に、やや戻した。

  S&P500種は前日比0.5%安の2961.79。ダウ工業株30種平均は70.87ドル(0.3%)下落の26820.25ドル。ナスダック総合指数は1.1%下げた。ニューヨーク時間午後4時47分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.69%。

  株価は今週の大半にわたって圧迫される展開だったが、24日に発表されたトランプ大統領に対する弾劾調査開始が最大の売り材料だった。世界的な成長減速を巡り神経質になっている市場に、新たな大型リスクが加わった。米国債は週間で上昇。

  サンフランシスコに拠点を置くBOSのプリンシパル、ジェニファー・エリソン氏は「誠実そうな態度で会合に参加し、翌日に相手国への資金流入を制限する。こうした行ったり来たりのエスカレーションはとにかくばかげているし、危険な火遊びだ」と指摘。「これを含めてあらゆる材料が経済を動かす。大きく踏み外せば、状況は後退しかねない」と述べた。

  NY原油先物は乱高下の末に下落。エネルギー需要を圧迫している米中の貿易戦争が、さらにエスカレートするとの見方が強まった。トランプ政権当局者らは米投資家のポートフォリオ投資による中国への資金流入を制限する方法を協議していると、複数の関係者が明らかにした。実行されれば、主要指数に連動した巨額の投資資金に影響が及ぶ。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は50セント(0.9%)安の1バレル=55.91ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は83セント下落の61.91ドル。

  ニューヨーク金相場は下落し、1オンス=1500ドルを割り込んだ。週間ベースでは6カ月ぶりの大幅安。一方、金価格に連動する上場投資信託(ETF)には投資資金の流入が続いた。ニューヨーク時間午後2時21分現在、金スポットは0.5%安の1オンス=1497.82ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.6%安の1506.40ドルで終了した。

原題:U.S. Stocks Hit 3-Week Low as Trade Tensions Rise: Markets Wrap(抜粋)

Oil Declines After Trump Escalates Trade Dispute With China

PRECIOUS: ETFs Pile In as Gold Heads for Worst Week Since March

◎欧州債:ドイツ債は変わらず、ユーロ圏の利回り曲線スティープ化

  27日の欧州債でドイツ債がほぼ変わらず。ユーロ圏国債のイールドカーブはスティープ化した。英国債を中心に短期債が上昇した。イングランド銀行金融政策委員会のソーンダース委員の発言が手掛かりにされた。フランスとスペインが来週の入札を発表し、長期債は下げた.

  • 英国債は上げ幅を縮小、イールドカーブはスティープ化した。ソーンダース氏は、EUからの離脱がスムーズであったり延期されたりしても、不確実性が成長の重しとなり利下げが必要になる可能性があると発言した
  • ドイツ10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇してマイナス0.57%、フランス10年債利回りは1bp上げてマイナス0.28%、イタリア10年債利回りは1bp上げて0.84%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:
Bunds Steady as Curves Steepen; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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