米消費者マインド指数:9月は93.2に上昇も「緩やかな衰え」示唆
Jeff Kearns
更新日時
9月の米ミシガン大学消費者マインド指数(確定値)は前月から上昇。速報値からも上方修正されたが、前月の大幅低下を経て控えめな水準にとどまった。貿易摩擦や海外発のリスクへの懸念が根強いことを反映している。
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- 確定値は、約3年ぶりの低水準となった前月より高かった。一方で、雇用市場の堅調継続にもかかわらず、消費者がここ数四半期ほど景気拡大の大きな原動力になれなくなる可能性も示唆している
- 経済への期待に関する問いで、貿易政策に否定的に言及した回答者は全体の3分の1と、過去最多に近い。1年先に賃金増または失業率低下を見込む回答者は減少
ミシガン大学消費者調査のディレクター、リチャード・ カーティン氏:
- マインド指数の全体的な基調は引き続きかなり良好だが、緩やかな衰えの兆しも見える
- 懸念には、党派の対立に起因したものや、世界経済の動向によるものなどがある
詳細
- 1年先のインフレ期待は2.8%に上昇(前月2.7%)、5年先のインフレ期待は2.4%に低下(前月2.6%)
- 統計の詳細は表をご覧ください。
原題:
U.S. Consumer Sentiment Improves But Still Shows ‘Slow Erosion’(抜粋)
(統計の詳細を追加し、更新します)
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