コンテンツにスキップする

レポ市場の治癒にはFRBが5000億ドルの米国債買う必要も

  • FOMCが10月に大規模プログラムを発表とストラテジストら予想
  • オペは症状に対処するばんそう、原因を正さずとTD

米国のレポ市場に先週現れたひび割れを治療するには、米連邦準備制度理事会(FRB)が5000億ドル(約53兆8500億円)の米国債を購入する必要があるかもしれない。

  必要額についてTDセキュリティーズモルガン・スタンレーBMOキャピタル・マーケッツ、ピクテ・ウェルス・マネジメントの見積もりは、約2000億ドルから5000億ドルの幅がある。連邦準備制度の元当局者2人も26日、米短期金融市場の安定のために当局による2500億ドルの米国債購入が必要かもしれないとの見方を示した。

  ニューヨーク連銀は連日のオペで短期資金調達市場の秩序回復を図っているが、銀行の準備資金を大きく増やすためのより大規模な措置が必要だとの共通認識が育ちつつある。 連邦公開市場委員会(FOMC)が10月29-30日の会合で大規模な米国債購入を発表するとの期待が高まっている。

  「日々のオペは超過準備不足という症状に対処するばんそうこうのようなもので、原因を正すものではない」と、TDのシニア金利ストラテジスト、ゲナディ・ゴールドバーグ氏が電話で述べた。「金利急上昇の原因である超過準備の不足という問題に対処していない。これを修正する唯一の方法は、FRBがバランスシートの資産を拡大させることだ」と論じた。

  FOMCは来月の会合でバランスシートの拡大について議論する予定だと、パウエルFRB議長とクラリダ副議長が今月述べている。10月に購入プログラムを発表する場合は、実際に一種の量的緩和(QE)なのかという点についての混乱を避けるために、「技術的調整」と位置付ける必要があるだろうとピクテのエコノミスト、トーマス・コスターグ氏が述べた。同氏は4000億ドル規模のプログラムを予想している。

原題:Repo-Market Cure May Take $500 Billion of Fed Treasuries Buying(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE