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ドル・円小幅安、株安や月末に絡んだ売りが重し-107円台後半

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は小幅下落。日本株の軟調地合いや、月末・上半期末を控えたドル売りなどが重しとなった。ユーロ圏の景気リスクが意識される中、ユーロは対ドルで一時2年4カ月ぶりの安値を更新した。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時9分現在、前日比0.1%安の1ドル=107円76銭。レンジは107円66銭から107円85銭にとどまる
  • ユーロ・ドルは0.1%安の1ユーロ=1.0916ドル。一時1.0905ドルと17年5月以来の安値を更新
  • ユーロ・円は0.1%安の1ユーロ=117円63銭。一時9月5日以来の117円45銭まで下落

市場関係者の見方

外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長

  • ドル・円は日本株が下げていることやユーロ・円の下振れが重しになっている。月末・期末を控えて月内に注目イベントが乏しいことで手控えムード
  • 米中協議は何らかの合意への期待もあり相場を下支えしている、ヘッドラインリスクに警戒だが目新しさがないと反応できない状況
  • ユーロ圏の景気リスクや欧州中央銀行(ECB)の利下げ余地、さらには英EU離脱問題など、イギリスを含めて欧州通貨を買う材料がない状況。ユーロ・円やポンド・円といったクロス円主導の動きには注意が必要

ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長

  • ドル・円は、前日に108円を前に上げが一服したことや期末を控えた売り需要、さらにユーロ・円がストップを付けた形で下げたことが重しに
  • 前日も米金利低下やそこまで強くない米株に対して、ドル・円がしっかりだったことの居心地の悪さも上値の重さにつながっている印象
  • 来週から再来週にかけては、ポンド・円やユーロ・円などで下げが警戒される中で、ドル・円も106円台での下値リスクが意識されそう
今週のドル・円の推移

背景

  • 日経平均株価は前日比169円安で取引を終了。米10年国債利回りは時間外取引で1bp上昇の1.70%程度
  • ドイツ経済は7-9月期に製造業の不振が深刻化し恐らく景気後退に陥ったとドイツ経済研究所(DIW)が予測
  • ECBのレーン理事はインタビューで、金利をさらに引き下げる余地はまだあると言明
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