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Photographer: Brent Lewin/Bloomberg

「パニック」と刺激策見通しの組み合わせ、新興国株買いのシグナルか

  • MSCI新興市場指数は今年の高値を大きく下回っている
  • 米国の強い消費は新興国市場を支える-ベアリングス
An auto rickshaw is reflected in a puddle of water as a crane operates at a construction site in Sihanoukville, Cambodia, on Monday, July 8, 2019. In Sihanoukville, a once-sleepy resort town, Cambodians are betting that an infusion of Chinese-built infrastructure will pay off with jobs and prosperity. The influx is tied to China’s Belt and Road Initiative, an ambitious plan to build an estimated $1 trillion worth of infrastructure across Asia and parts of Africa, dwarfing the post-World War II Marshall Plan.
Photographer: Brent Lewin/Bloomberg

冷え込んだ投資家心理と景気刺激策継続見通しの組み合わせは、新興国市場の低迷する株式相場が近く好転する可能性を示唆している。

  米中貿易戦争の長期化と中国経済減速がここ数カ月間にわたり投資家心理を損ねている。新興国株の指標、MSCI新興市場指数は、4月半ばに付けた今年の高値を約8%下回る。だがリスクオフのセンチメントが底打ちする可能性があることに加え、緩和的な金融・財政政策は、新興国に資金の流れが戻り始める公算が大きいことを意味していると投資家らは言う。

  新興国市場と日本を除くアジアの株式に関する投資家心理を示すバンク・オブ・アメリカ(BofA)がまとめた指標はまだ「パニック」ゾーンにある。ただ、過去を振り返れば、これは朗報だ。

  2回の例外があるものの、この指標がこうした低水準にある場合、MSCIアジア指数(日本を除く)はその後の12カ月でプラスのリターンを提供してきたとリテシュ・サマディヤ氏らBofAのアナリストが最近のリポートで指摘した。

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  メリアン・グローバル・インベスターズ(UK)のグローバル新興市場責任者ニック・ペイン氏によれば、「この指標は最近の数年間、かなり正確」だ。「新興国市場は人気があるようには見えない。歴史的にみて不人気時は、投資家にとって新興国市場に注目する良い時期だ」と同氏は話した。

  ベアリングスのチーフグローバルストラテジスト、クリストファー・スマート氏はペイン氏の見方に同意。ボストン在勤の同氏はシンガポールを訪問した際、セーフヘイブン(安全な逃避先)資産とされる米国債の10年物利回りが最近上昇し、急激な米リセッション(景気後退)の可能性が低いことが示された一方で、米国の力強い消費は新興国株にとっては強気のシグナルだと述べた。

Emerging market equities have been underperforming their developed peers

原題:Investor ‘Panic’ Plus Stimulus Signal Emerging Stocks Are a Buy (抜粋)

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