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【債券週間展望】長期金利は小幅上昇か、日銀買いオペ減額への警戒感

10月第1週(9月30-10月4日)の債券市場では長期金利は小幅に上昇すると予想されている。10年利付国債入札による需給緩和に加えて、日本銀行が長期や超長期ゾーンの国債買い入れオペを減額するとの警戒感から売り圧力が掛かりやすいことが背景にある。

市場参加者の見方

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 根強い金融緩和期待に支えられて債券相場は底堅く推移しようが、日銀国債買い入れオペ減額への警戒感などから上値追いには慎重な投資家が多いだろう
  • 下期入りとなるが、消費増税の景気への影響などを見極める必要があり、しばらくは投資家も積極的には動きづらい
  • 10月の国債買い入れ運営方針では長期・超長期債は減額方針が示されよう。1日の10年利付国債入札は積極的に上値を買い進む動きは限られそうだ
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.27%~マイナス0.20%

◎野村証券の松沢中チーフストラテジスト

  • 9月の米ISM製造業景況指数の改善や買いオペ減額継続で債券相場は弱含みか
  • 日銀は長期金利がマイナス0.2%を下回る水準では長期ゾーンのオペを減らし続けるだろう。マイナス金利を深掘りする場合、マイナス0.2%を下回っていると追加利下げの織り込み、ないしは催促される格好になり、それは避けたいとみるためだ
  • 企業短期経済観測調査(短観)がよほど改善しない限り10月会合で追加緩和に動くとみている
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.26%~マイナス0.19%

日銀オペ予定

9月30日1-3年4000億円
3-5年3600億円


国債入札予定

年限発行予定額前回の表面利率
10月1日10年債2兆1000億円程度0.1%
10日3日

流動性供給入札

(残存期間15.5年超39年未満)
5000億円程度

主な材料

  • 30日:10月の長期国債買い入れ運営方針
  • 30日:日銀金融政策決定会合の主な意見(9月18、19日開催分)
  • 1日:日銀の企業短期経済観測調査(短観、9月調査)
  • 1日:9月の米ISM製造業景況指数
  • 2日:日銀、企業の物価見通し(9月短観分)
  • 3日:日銀の布野幸利審議委員の講演・会見(松江市)
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