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米政権はトランプ氏の会談記録「封じ込め」ようとした-内部告発

更新日時
  • トランプ氏とウクライナ大統領の会談内容に当局者が「困惑」と記述
  • 「電話は完璧、圧力なかったとウクライナ側も同意」とトランプ氏
トランプ大統領

トランプ大統領

Photographer: SAUL LOEB/AFP
トランプ大統領
Photographer: SAUL LOEB/AFP

トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領との7月の電話会談の内容に複数のホワイトハウス当局者が「ひどく困惑」し、当局者は会談の記録を通常は機微な機密情報に使われるシステムに「封じ込め」ようとした。26日公表された内部告発書にはこのように記されてあった。

  この告発内容について、米インテリジェンス・コミュニティーのマイケル・アトキンソン監察官は「信ぴょう性があるようだ」と別の書簡で指摘した。米情報機関当局者とされる内部告発者の身元はまだ明らかにされていない。

  告発書に盛り込まれた情報は複数の米当局者から集めたものだと、告発者は説明している。告発書によると、ホワイトハウスでは電話会談記録の扱いを巡る継続的議論があった。トランプ大統領は30分間の電話会談の大部分を使ってウクライナのゼレンスキー大統領にジョー・バイデン前米副大統領と息子のハンター・バイデン氏の調査を求めた。ゼレンスキー大統領はロシアが背後にいる分離独立派に対抗するため米国に追加の軍事支援を求めていた。

Acting Director Of National Intelligence Maguire Testifies Before House Intelligence Committee

下院情報特別委員会の公聴会に臨んだマグワイア国家情報長官代行(9月26日)

Joseph Maguire

  「この情報を私に伝えたホワイトハウス当局者らは、電話会談でやり取りされた内容にひどく困惑していた。この電話会談をどのように扱うかに関して、既にホワイトハウスの弁護団との『話し合いが進んでいる』と彼らは私に伝えた。大統領が個人的利益のために職権を乱用するのを目の当たりにした可能性があるためだと、当局者らは語った」と告発書には記された。

  8月12日付の内部告発書と、アトキンソン監察官がマグワイア国家情報長官(DNI)代行に宛てた同月26日付の書簡はともに機密を解除され、26日の下院情報特別委員会の公聴会に先立ち公表された。

  マグワイア氏は同委公聴会で、内部告発者およびアトキンソン監察官は「誠意を持って」行動したと述べた。

Trump Zelensky Zelenskiy

ニューヨークで会談したトランプ大統領とゼレンスキー大統領(9月25日)

  トランプ大統領は26日、ゼレンスキー大統領との電話会談で悪いことは何もしなかったとあらためて主張し、ニューヨークの国連総会に合わせて前日に会談したゼレンスキー大統領も同意したと述べた。

  ワシントンに戻ったトランプ大統領は記者団に対し、「私の電話会談は完璧だった。ウクライナ大統領は昨日、自身に対するいかなる圧力もなかったと述べた」と語った。

  

原題:Whistle-Blower Says White House Sought to Lock Down Call Records

Trump’s Team Sought to Conceal Ukraine Call He Saw as ‘Perfect’(抜粋)

(トランプ大統領の発言を追加して更新します.)
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