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日銀国債買い入れ、長期ゾーンを2回連続減額-相場への影響は限定的

更新日時
BOJ to Review Prices and Economy After Standing Pat for Now
Photographer: Akio Kon/Bloomberg
BOJ to Review Prices and Economy After Standing Pat for Now
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

日本銀行は26日、長期ゾーンの国債買い入れオペを2回連続で減らした。新発10年国債利回りが日銀の誘導水準から倍以上に下振れしていることに対するけん制とみられている。債券相場はいったん売りで反応したものの、下落幅は限定的となっている。

  日銀は午前10時10分の金融調節で、残存期間5年超10年以下の買い入れ額を3500億円と通知し、前回のオペから300億円減らした。同ゾーンの減額は前回20日のオペに続くもの。1回当たりの購入額としては2013年の異次元金融緩和の導入以降で最も少額となる。

  野村証券の中島武信シニア金利ストラテジストは、日銀の金融調節について、「マイナス金利の深堀りと、長期・超長期金利の低下の懸念は相反する二つの命題を日銀が掲げていて、どちらかというと、金利低下し過ぎのけん制をやりたいのではないか」と分析した。


26日の日銀国債買い入れオペ(金額は億円、程度)

通知額前回オペ比較
5-10年35003800▲300
物価連動債250250変わらず
長期国債先物12月物の日中取引推移

  この日の日銀オペ減額に対して、債券相場の反応は限定的となっている。長期国債先物12月物はオペ通知前の155円20銭付近から一時155円10銭まで下げたが、すぐに155円30 銭台まで戻した。長期金利の指標となる新発10年国債利回りはマイナス0.245%からいったんマイナス0.24%を付けたが、その後は上昇幅を縮めマイナス0.25%で推移している。

  東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、「イールドカーブは結局、ファンダメンタルズや外部環境に大きく左右されるので、景気が腰折れしないのであればスティープ(傾斜)化するし、腰折れリスクが高まれば平たん化する。副作用対策でスティープ化かさせようとしても限界がある」と話した。

(第3、5段落を追加して更新しました)
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