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ドル・円は小幅下落、リスクオフ後退も輸出企業の売りー107円台後半

東京外国為替市場のドル・円相場は小幅に下落。米政治の不透明感がやや後退して投資家のリスク回避姿勢が和らいだものの、輸出企業のドル売り・円買いに上値を抑えられている。午前に日本銀行が国債買い入れオペ減額を実施したが、為替市場への反応はほぼみられなかった。

  • ドル・円は午後0時2分現在、前日比0.1%安の1ドル=107円67銭。一時107円60銭まで下げる場面も
  • ユーロ・ドルは0.2%高の1ユーロ=1.0959ドル。ニューヨーク時間に1.0938ドルまで下げた後、徐々に持ち直し

ドル・円相場の上昇一服、上値重く

市場関係者の見方

大和証券金融市場調査部の今泉光雄チーフ為替ストラテジスト

  • 米中通商合意に対する楽観的な見方はあるものの、朝方に108円近辺まで戻したので実需筋のドル売り・円買い注文が上値を抑えている
  • 日米通商合意よりも、米企業景況感を悪化させている米中問題の方がヘッドラインリスクで相場が動きやすい
  • 来週月曜まで上値が重くなる印象で、きょうの東京時間は107円40銭ー107円80銭程度のレンジか

三井住友信託銀行NYマーケットビジネスユニットの持田拓也主任

  • トランプ大統領はもともと日本には強硬な姿勢ではなく、日米貿易交渉での最終合意は想定の範囲内で為替相場の動意には至らず
  • 海外政治の材料を受けたリスクオフの巻き戻しはドル・円の買い材料で、先週付けた108円台半ば程度まで上値余地がある

背景

  • トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の電話会談では選挙資金法の違反はなかったとの見解を米司法省が発表
  • 米中は合意に一段と近づいているとトランプ大統領が発言
  • 安倍晋三首相とトランプ米大統領は日本時間26日未明、ニューヨークでの首脳会談で日米貿易協定締結で最終合意
  • 日銀は残存期間5年超10年以下の国債買い入れオペを3500億円と前回から300億円減額、金利低下をけん制との見方
    • 26日の国内債券市場では新発10年債などの利回り低下が一服
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