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見送られてきた日本株に買い-7~9月上昇率、2年弱ぶり米国超えに

Traders work inside the Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan, on Tuesday, July 24, 2018.

日本株は四半期ベースでみて、米国株をアウトパフォームしそうだ。7-9月期の東証株価指数(TOPIX)は26日までの上昇率が4.7%。S&P500種株価指数の1.5%を上回った。日本株がアウトパフォームするのは2017年10-12月期以来およそ2年弱ぶりだ。

TOPIXがS&P500を7四半期ぶりにアウトパフォーム

  「バリュエーションの下がっていた日本株に世界的な割安修正が最も顕著に表れた」。ピクテ投信投資顧問の松元浩常務は、年金など中長期の機関投資家やバリュエーションを運用基準にするファンドが買いを入れたようだと話す。

  ブルームバーグがアナリスト予想をもとに試算した1年後の株価収益率(PER)は、TOPIXが13倍。S&P500の17倍に比べて割安な水準にある。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジストは、典型的なリターン・リバーサルの動きだとみる。9月に入ってからの主要国金利の反転上昇や為替市場の円安転換を材料に、最もパフォーマンスの悪かったアセットを入れ替えているという。

  TOPIXは26日の終値ベースで9月の上昇率は7.4%と、2015年10月以来の月間上昇率をつけた。東証によると、9月13日までの1週間で海外投資家は現物株を3092億円売り越し、先物を1兆2457億円の買い越した。両者を合算すると4週連続の買い越しで、金額は9365億円となった。

週間売買状況

  ただ通商リスクの残る世界経済は不安定だ。日本株を見直すきっかけになった金利上昇は一服し、円安が長続きするかは見通しづらい。ピクテ投信の松元氏はバリュー株の反動上昇が一時的な現象に終わる可能性があるといい、今後はマクロ経済のファンダメンタルズを確認する段階に入ると予想する。

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