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9月25日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル全面高、ポンドとユーロは下落-月末控え

  25日のニューヨーク外国為替市場ではドルが全面高。ドルにとってより前向きな展開があったほか、月末および四半期末のポジション調整が追い風となった。ユーロはペイントレード(痛みを伴う取引)の的となって下落。ポンドは英国の欧州連合(EU)離脱を巡る懸念で値下がりした。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.6%上昇。一時は4月以来の大幅高
    • トランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の電話会談記録の概要をホワイトハウスが公表、イベントリスクを乗り越えたとの安心感が広がった
    • シカゴ連銀のエバンス総裁は、自身の見通しでは追加利下げを想定していないと発言
    • 日米首脳が貿易合意の「第一段階」の共同声明に署名
    • 米中は合意に一段と近づいていると、トランプ大統領が発言
  • スイス・フランと円はそれぞれ、対ドルで5営業日ぶりに下落
  • 米10年債利回りは上げて1.73%、米国株も上昇
  • ニューヨーク時間午後4時36分現在、ドルは対円で0.7%高の1ドル=107円78銭
    • 100日移動平均線の107円86銭を越える場面もあった
  • ユーロはドルに対して0.7%安の1ユーロ=1.0944ドル
    • 日中安値は1.0938ドルと、9月12日以来の低水準
    • EUは米国からの輸入品40億ドル超への関税賦課を検討していると、関係者が明らかにした
  • ポンドはドルに対し1.1%下げ1ポンド=1.2356ドル。対ドルで主要10通貨のうち最大の下げ
    • ジョンソン英首相はこの日再開した議会で、最高裁の前日の判断を批判

欧州時間の取引

  ドルが主要10通貨と新興国通貨の大半に対し上昇。米国で正式な大統領弾劾調査が開始されたことの影響を見極める展開で、ドル指数は前日の下げを埋めた。英議会が再開し、ジョンソン首相が就任後最大の危機に直面する中、ポンドは下落。

原題:Dollar Surges as Pound, Euro Wilt Before Month-End: Inside G-10(抜粋)

Dollar Showcases Its Haven Status on Political Risk: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が反発、米中貿易合意に期待-米国債は下落

  25日の米株式相場は反発。貿易摩擦が和らぎつつある新たな兆候に注目が移り、大統領弾劾を巡る政治劇から市場の関心がそれた。

  • 米国株は反発、ハイテクや金融がけん引
  • 米国債は下落、10年債利回り1.73%
  • NY原油先物は続落、サウジの生産回復に注目戻る
  • NY金先物は反落、貿易摩擦緩和の兆し

  S&P500種株価指数は4営業日ぶりの上昇。テクノロジーや銀行株の上げが目立った。株価は米国の政治的混乱の影響で下げる場面もあったが、トランプ大統領が中国との貿易合意は可能だと示唆したほか、日本と合意を締結したことから上げに転じた。トランプ氏の正式な弾劾調査開始を巡る報道をきっかけとした前日の下げの大半を埋めた。

  S&P500種は前日比0.6%高の2984.87。ダウ工業株30種平均は162.94ドル(0.6%)上昇の26970.71ドル。ナスダック総合指数は1.1%値上がり。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米10年債利回りは9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.73%。

  ハリス・ファイナンシャル・グループのマネジングパートナー、ジェイミー・コックス氏は「市場は中国との貿易合意の方にはるかに関心がある」と指摘。「議会が行き詰まりの状態で大統領弾劾に向かう今、トランプ氏は選挙にちょうど間に合うよう2020年にかけて世界経済を押し上げるため、中国と合意を結ぶことが可能だ」と述べた。

  個別銘柄では、アルトリアとの合併協議を終了したフィリップ・モリスが上昇。アクティビスト(物言う投資家)の介入を背景に、マラソンは急伸。決算が強かったナイキは最高値を更新した。米国債利回りが上昇に転じたことを背景に、金融株は大きく上げた。

  NY原油先物は続落。サウジアラビアの主要石油施設が攻撃されて以来の安値を付けた。生産回復に向けた同国の取り組みが注目された。国営石油会社サウジアラムコは全体の生産能力を日量1100万バレル超に引き上げたと、事情に詳しい関係者は述べた。これは予想より1週間早いペース。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は80セント(1.4%)安の1バレル=56.49ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は1.1%下落の62.39ドル。

  ニューヨーク金先物相場は4営業日ぶりに下落。貿易摩擦が和らぎつつある兆しを背景に、逃避先資産の需要が減退した。トランプ大統領は中国との合意について、「あなた方が考えているよりも早く」実現するかもしれないと国連本部で記者団に述べた。また、中国企業は米国産豚肉をさらに多く購入する準備を進めていると、事情に詳しい関係者が明らかにした。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は1.8%安の1オンス=1512.30ドルで終了。

原題:Stocks Rise on Trade Hopes, Dollar Surges: Markets Wrap(抜粋)

Oil Declines as Market Returns Focus to Saudi Production Return

Gold Extends Losses and Base Metals Rise as Trade Tensions Ease

◎欧州債:ドイツ債が下落、米大統領の発言で下げた米国債に連れる

  25日の欧州債市場ではドイツ債が下落。トランプ大統領が中国との合意について「あなた方が考えているよりも早く」実現するかもしれないと述べ、米国債が下落。ドイツ債はこれに連れて下げに転じた。

  • ドイツ10年債利回りは一時マイナス0.62%をつけた
  • 英国債はブルスティープ化、一時のフラット化を解消した。ジョンソン英首相による議会発言を前に英国の政局は不透明感が広がっている
  • ドイツ10年債利回りは2bp上昇してマイナス0.58%、フランス10年債利回りは2bp上げてマイナス0.28%、イタリア10年債利回りは0.84%で変わらず
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:German Bonds Drop Amid Trade Hopes; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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