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債券は中長期ゾーンが下落、日銀オペ減額で売り圧力-超長期債は堅調

更新日時

債券市場では中長期ゾーンが下落した。日本銀行が長期ゾーンの国債買い入れオペを2回連続で減額して金利低下抑制姿勢を示したことで一時的に売り圧力がかかった。半面、超長期ゾーンは買いが入って堅調となり、利回り曲線はフラット(平たん)化した。

  • 長期国債先物12月物の終値は11銭安の155円23銭。オペ減額通知を受けて一時155円10銭まで下落したが、その後は155円30銭まで戻した
  • 新発10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.25%、新発5年債利回りは1.5bp高いマイナス0.37%
  • 新発30年債利回りは2bp低い0.335%、新発40年債利回りは2.5bp低い0.395%まで低下

市場関係者の見方

みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト

  • 日銀の黒田東彦総裁の発言通りオペで動くということは確認されたが、市場の反応は限られており、減額に対してある程度織り込みがあったのも事実
  • 昨日に海外金利が大きく上昇したものの、金利が上昇した場面では押し目買いする人が出てきているだろう

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 日銀のオペ減額後に、いったんスティープナーの巻き戻しが入った感じがある
  • マイナス金利の深掘りをするのであれば、オペを減額しても買いが入るのは当然。オペ減額後は押し目買いの動き
  • 米中貿易交渉の進展期待を背景とした米欧金利の上昇を受けて超長期債利回りが上がったが、割安になれば少しずつグローバルの資金が入ってくる

日銀オペ

  • 残存期間5年超10年以下の買い入れ額を3500億円と、前回から300億円減額。前回20日に続く減額で、1回の買い入れ額としては2013年の異次元緩和導入以降で最少
  • 結果は、応札倍率が前回1.74倍を上回る2.82倍、案分落札利回り格差は0.007%
  • みずほ証の松崎氏
    • それなりに応札が集まった感じはあるが、落札水準などから見ても、おおむね無難な結果
  • 備考:日銀国債買い入れ、長期ゾーンを2回連続減額-相場への影響は限定的
  • 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧 

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.330%-0.370%-0.250%0.170%0.335%0.420%
前日比+1.5bp+1.5bp+1.0bp-0.5bp-2.0bp横ばい

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