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ジョンソン氏を止められるか-離脱延期法を無視なら再び法廷闘争も

  • 25日午前11時半から議会を再開するとバーコウ下院議長
  • 労働党のコービン党首はジョンソン首相の辞任を要求した

英議会を長期閉会させるジョンソン首相の決定に対し、最高裁が「違法」判断を下す異例の事態となり、合意がなくとも10月31日までに英国を欧州連合(EU)から離脱させると誓う首相の計画を阻止するチャンスが議会に再び巡ってきた。

  バーコウ下院議長は英国時間25日午前11時半(日本時間同午後7時半)から議会が再開すると発言。英最大野党・労働党のコービン党首は、ジョンソン首相の辞任を要求した。首相が離脱延期をEUに要請しない限り、与党保守党の党大会を理由に来週再び議会を閉会することを労働党は拒否する構えだ。

  10月19日までにEUとの新たな合意がまとまり議会が承認するか、「合意なき離脱」で議会の同意が得られない場合、離脱延期をEUに申請することを首相に義務付ける離脱延期法が先に成立したが、ジョンソン氏のチームはこの法律を無視する脅しすらちらつかせている。

  脅しを実行に移せば、新たな訴訟が提起され、再び法廷闘争となる可能性が高い。首相の側近らは、離脱の完全撤回につながりかねない法案可決を目指す議会の動きも警戒している。

  最高裁の決定はジョンソン首相の立場の脆弱(ぜいじゃく)さを浮き彫りにし、EU側が離脱交渉で妥協案を示すことが前ほど期待できないかもしれない現実を首相も承知している。10月末に合意なき離脱を断行するために強硬手段に訴えるとジョンソン氏が決断した場合、議会の反対派や裁判所がそれを阻止できるかどうか先行きはなお不透明だ。

ジョンソン英首相

出典:ブルームバーグ

World Leaders Address United Nations General Assembly

ニューヨークを訪問したジョンソン首相(9月24日)

写真:スペンサー・プラット/ゲッティイメージズ

原題:Labour Rules Out Election Until No-Deal Risk Over: Brexit Update

Johnson Attacks Historic Court Ruling and Vows to Deliver Brexit(抜粋)

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