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9月24日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル全面安、大統領弾劾の動きや経済指標軟調が重し

  24日のニューヨーク外国為替市場ではドルが主要10通貨の全てに対し下落。トランプ大統領の弾劾尋問が始まる可能性や、軟調な米経済指標、株安などがドルを圧迫した。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%低下
    • ペロシ米下院議長が正式な大統領弾劾尋問の開始を発表すると米紙ワシントン・ポストが報じた後、この日の安値を付けた
    • これより先、疑惑の焦点となっているウクライナ大統領との電話会談について、記録を25日に全面公表するとトランプ氏がツイート。これを受け、指数は下げ幅を縮小していた
    • 「弾劾は多くの理由からドルには悪材料だ。あまりに多くの政治的エネルギーが吸い上げられてしまい、中国との通商合意の確率は低下する」-バンク・オブ・モントリオールのグレッグ・アンダーソン氏が電子メールで指摘
    • 9月の米消費者信頼感指数が3カ月ぶり低水準となったことも、ドルと米国株を圧迫
  • ニューヨーク時間午後4時30分現在、ドルは対円で0.5%安の1ドル=107円07銭
    • トランプ米大統領は、25日の日米首脳会談で貿易合意に向けた進展を継続すると話した
  • ポンドはドルに対し0.5%高の1ポンド=1.2491ドル
    • ジョンソン英首相による議会閉会は違法と、英最高裁判所は判断。英議会は25日に再開するとバーコウ下院議長が発表
    • 司法の判断は「正しいとは思わないが、先へと進む」とジョンソン首相は言明
    • ポンドは一時1.2503ドルに上昇
  • ユーロはドルに対して0.2%高の1ユーロ=1.1017ドル

欧州時間の取引

  ドイツIfo経済研究所の独企業景況感指数は、経済についてまちまちなシグナルを示した。ユーロは狭い値幅で推移。英議会閉会を巡る最高裁の判断を控え警戒感が強い中、ポンドも横ばいとなった。

原題:Dollar Falls on U.S. Political Chaos, Soft Data: Inside G-10(抜粋)

Euro Steadies as German Ifo Paints Mixed Picture: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:米政治的混乱で株下落-米国債は上昇

  24日の米株式相場は下落。米国の政治的混乱に振り回された。米民主党はウクライナ疑惑に基づき、トランプ大統領に対する正式な弾劾手続きを開始する見通しとなった。

  • 米国株は下落、S&P500は1カ月ぶり大幅安
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.65%
  • NY原油先物は大幅反落、トランプ氏演説で需要見通し曇る
  • NY金先物は続伸、米消費者信頼感が低迷

  S&P500種株価指数は1カ月ぶりの大幅安。ペロシ米下院議長はトランプ大統領に対する正式な弾劾尋問を発表すると、米紙が報じた。これより先、トランプ氏がウクライナ大統領との電話会談の記録を25日に全面公表すると述べると、S&P500種は下げ幅を縮小する場面もあった。情報当局者の内部告発につながった同電話会談の内容は、議会の調査対象となっている。

  S&P500種は前日比0.8%安の2966.60。ダウ工業株30種平均は142.22ドル(0.5%)下落の26807.77ドル。ナスダック総合指数は1.5%下げた。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米10年債利回りは8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.65%。同利回りは2週間ぶり低水準を付けた。

  またトランプ大統領が国連での演説で中国に加えて、ソーシャルメディアの勢力拡大に関して否定的な発言をしたことで、「FAANG」株を構成するアマゾン、フェイスブック、ネットフリックス、アップル、グーグルの親会社アルファベットが値下がり。消費者信頼感の悪化も弱材料となった。

  ウィリアムズ・キャピタル・グループのトレーダー、スティーブン・カール氏は「多くの地政学的情勢や不確実性にわれわれは対処している」と指摘。「対中貿易の状況やそれを巡る不透明感があらためて浮き彫りにされたことで、再び注目が集まっている。この日はさらに、トランプ氏のウクライナとの会談やイランも話題になった。国内では、ペロシ議長が弾劾に関して話す可能性がある。これら全てがたった1日で出てきて、売り圧力が強まった」と述べた。

  NY原油先物は反落。1週間ぶりの大幅安となった。トランプ大統領の国連演説を受けて、エネルギー需要を支える世界経済成長の見通しが暗くなった。トランプ氏は演説で中国を激しく批判したほか、イランについても「威嚇的な行動」を非難した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は1.35ドル(2.3%)安の1バレル=57.29ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は1.67ドル下落の63.10ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。一時の下げを埋め、2週間ぶりの高値を付けた。米消費者信頼感指数の低下や貿易摩擦がさらに悪化する兆しを背景に、金への逃避買いが強まった。トランプ大統領は演説で、中国が為替を操作し、知的財産を盗んでいると非難。米中の貿易交渉は数週間後に閣僚級の協議を予定している。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.6%高の1オンス=1540.20ドルで終了。

原題:Stocks Fall, Bonds Rise on U.S. Political Turmoil: Markets Wrap(抜粋)

Crude Declines as Trump’s China Rhetoric Fuels Gloomy Outlook

PRECIOUS: Gold Rebounds to Two-Week High as U.S. Confidence Sags

◎欧州債:スペイン長期債が上昇、英債利回りは最高裁判断で一時急伸

  24日の欧州債市場ではスペインの長期債が上昇。パフォーマンスはユーロ圏の他の国債を上回り、利回り曲線はフラット化した。

  • イタリア債は変わらず。スペインやポルトガル債のパフォーマンスには及ばなかった。S&Pが先週末にスペインの格付けを引き上げたことを好感し、スペイン、ポルトガル債は上げが続いている
  • ドイツ債はブルフラット化。米国で発表された信頼感統計が市場予想を下回ったことに反応して米国債は買いを集め、パフォーマンスはドイツ債を上回った
  • 英国債は上昇。英最高裁がジョンソン首相による議会閉会は違法との判断を下した直後には、10年債利回りが4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して0.59%をつけた場面もあった
  • ドイツ10年債利回りは2bp低下してマイナス0.60%、フランス10年債利回りは1bp下げてマイナス0.30%、イタリア10年債利回りは0.84%で変わらず
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Spanish Long-End Bonds Outperform; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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