米20都市住宅価格指数:16カ月連続鈍化、2012年以来の小幅な伸び
Reade Pickert
更新日時
S&P・コアロジック/ケース・シラーがまとめた米国20都市の住宅価格指数は、7月に1年4カ月連続で伸びが鈍化した。住宅ローン金利は低いものの、買い手にとって価格がなお高過ぎることが示された。
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- 賃金の堅調な上昇および借り入れコストの低下が見られるものの、市場の不振は続いていることが浮き彫りになった。需要は幾分か低調にもかかわらず、割安な在庫が不足気味で建設上の制約もあることから、住宅価格は上昇してきた。こうした高い価格が買い控えにつながっている
- S&Pダウ・ジョーンズ指数の指数管理担当グローバル責任者、フィリップ・マーフィー氏:
- 「住宅価格は前年比で上昇を続けてはいるが、そのペースはこれまでになく緩やかだ」
- 「大半の都市で1桁台前半の伸びが続いており、他のファンダメンタルズも新たな住宅需要を示唆している」
詳細
- シアトルを除く20都市全てが前年比で上昇。シアトルでは前年比0.6%低下
- 統計の詳細は表をご覧下さい
原題:U.S. Home Price Index Rises at Slowest Pace Since 2012 (1)(抜粋)
(統計の詳細を追加し、更新します)
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