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セントルイス連銀総裁:追加利下げ必要になる可能性も、リスク相殺で

セントルイス連銀のブラード総裁は貿易摩擦や低過ぎるインフレによる下振れリスクを相殺するため、さらなる金融緩和が必要となる可能性があると述べた。

  ブラード総裁は23日、イリノイ州で講演。講演原稿によると、「予想以上に著しい減速となれば、米連邦公開市場委員会(FOMC)にとって2%のインフレ目標達成は一段と難しくなる可能性がある」と発言。「FOMCはこの先、追加緩和を選択するかもしれないが、その決定は会合ごとに下される」と述べた。

  FOMCは先週、過去2カ月で2度目の利下げを決定、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25ポイント引き下げ1.75-2%のレンジに設定した。ブラード総裁は0.5ポイントの利下げを支持してこの決定に反対、他の地区連銀総裁2人は据え置きを求めた。インフレーションは過去7年間の大半にわたって、当局目標を下回って推移している。

  最近起きた米国債利回りの長短逆転現象については、「現在の環境において、米金融政策による制約があり過ぎる可能性を示唆しているようだ」と話した。

U.S. yield curve inverts for first time since the financial crisis

  10年に及ぶ米景気拡大への下振れリスクとして、世界の貿易政策を巡る不確実性や、世界的な経済成長の減速、世界および米国での製造業活動縮小、企業投資の減速などを挙げた。

  「通商政策の不確実性は世界的な投資の阻害要因になる」とし、「世界的な成長減速は米成長の減速に跳ね返ってくる可能性がある」と続けた。

原題:
Fed Dove Bullard Says May Need More Rate Cuts to Offset Risks(抜粋)

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