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老舗旅行会社のトーマス・クックが破産申請-英観光客足止め

更新日時
  • 海外旅行中の英国人を2週間で帰国させる-平時では最大の本国帰還
  • 中国の復星と合意した9億ポンドに加え2億ポンドが必要だった
Thomas Cook Group Plc Up Most in 4 Months on Report of Buyout Interest
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg
Thomas Cook Group Plc Up Most in 4 Months on Report of Buyout Interest
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

英旅行代理店トーマス・クック・グループは23日、ロンドンの裁判所に破産申請を行った。多額の債務を抱える同社が進めていた追加の資金調達交渉が不調に終わった。欧州各地に滞在する多数の英観光客が足止めを余儀なくされる。

  トーマス・クックは178年の歴史を有する老舗旅行会社だった。23日の発表資料によると、アリックスパートナーズが助言役に指名され、今後2週間で海外旅行中の英国人を帰国させるため英民間航空局(CAA)と協力する。英政府によると、「平時では最大の本国帰還」になるという。

  中国の復星旅遊文化など投資家らはトーマス・クックと交渉を進め、同社のツアー事業の過半と航空部門の少数株を取得する代わりに9億ポンド(約1200億円)規模の救済案を提示していた。

Thomas Cook Group Plc Up Most in 4 Months on Report of Buyout Interest

ガトウィック空港にあるトーマス・クックのチェックインデスク

  ピーター・ファンクハウザー最高経営責任者(CEO)は「取引はおおむね合意していたが、交渉終盤の数日で要請した追加のファシリティーが難題となり、最終的に乗り越えられないことが分かった」と説明した。

  トーマス・クックの先行きは先週、急速に悪化。米国で連邦破産法15条の適用を申請したほか、20日には最大株主の復星が主導した救済案で合意済みの9億ポンドに加え、2億ポンドが必要になっていると公表していた。

  英政府は22日、トーマス・クック救済で介入すべきだとの提案を受け入れず、戦略上の国益がないとラーブ外相が表明していた。

原題:Thomas Cook Files for Bankruptcy After Bailout Talks Fail (1)(抜粋)

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