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Photographer: Tomohiro Ohsumi/Getty Images

日本株は続伸、米中交渉への期待や配当権利取り-陸運など内需高い

更新日時
  • 中国の副首相が来週訪米、米S&P500種Eミニ先物は上昇
  • 9月末前に配当・株主優待など権利取り本格化-いちよし証・大塚氏
TOKYO, JAPAN - AUGUST 26: Pedestrians are reflected in an electronic stock board outside a security firm on August 26, 2019 in Tokyo, Japan. Japanese stocks dropped and the yen climbed against the U.S. dollar after U.S. President Donald Trump said Friday he would raise tariffs on $550 billion in Chinese imports. (Photo by Tomohiro Ohsumi/Getty Images)
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Getty Images

24日の東京株式相場は3日続伸。米中通商交渉の進展期待で米国株先物が時間外で上昇していることや第2四半期末の配当権利取りで陸運や電気・ガス、サービスなどの内需関連中心に買われた。

  • TOPIXの終値は前営業日比6.71ポイント(0.4%)高の1622.94
  • 日経平均株価は19円75銭(0.1%)高の2万2098円84銭

〈きょうのポイント〉

  • 中国の劉鶴副首相が貿易協議で来週訪米と米財務長官
  • 米S&P500種Eミニ先物は一時0.5%高
  • 中国代表団は米農場の視察取りやめ帰国を前倒し
  • 9月の米製造業購買担当者指数(PMI)速報値は51に上昇、予想の50.3を上回る
Final Trading Day Of The Year At The Tokyo Stock Exchange

東証前

  三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケット・ストラテジストは「マーケットの一番のテーマは米中の貿易交渉だという状況が続いてる」と指摘。中国政府代表団が米農場視察を中止したのは「米国の事情だったということと、ムニューシン財務長官が交渉するというニュースが出て、楽観ムード」だと言う。

  小高く始まった後、米国株先物高によって投資家心理が改善し、上期決算期末を控えた需給要因も指数を後押しした。業種別では9月末の配当や株主優待が期待される陸運をはじめ、関西電力などの電気・ガス、オリエンタルランドなどのサービスが高くなった。

  いちよし証券の大塚俊一投資情報部長は、9月末権利付き最終日の26日まであと3営業日となり、為替の悪影響を受けにくい内需中心に「配当取りの買いが入っている」と述べた。「日本株は海外株に対して出遅れていたことから配当利回りの高い銘柄が出ている」とした上で、9月末は配当額が大きいため機関投資家の配当再投資額も大きく「再投資をにらんだ買い」もあるようだとみていた。

  きのう海外で発表された製造業購買担当者指数(PMI)はドイツが悪化した一方、米国は改善した。東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジストは「米国は底打ちの様相を呈しており、今後は利下げも押し上げ要因となる公算。良くなっていけば日本株も上値を追うことになりそう」と話していた。

3日続伸
  • 東証1部業種別指数は保険や小売、陸運、繊維製品、電気・ガス、精密機器、化学が上昇
  • 鉱業や海運、証券・商品先物取引、卸売は下落
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