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債券上昇、欧州景気懸念や米中問題の不透明感で買い-オペ結果も支え

更新日時

債券相場は中長期ゾーンを中心に上昇。欧州の景気懸念や米中貿易問題の先行き不透明感を背景に買いが先行。日本銀行が実施した中期債対象の国債買い入れオペの結果も買いにつながったとの指摘が聞かれた。

  • 新発10年債利回りは前週末比2.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.245%と、9日以来の水準まで低下
  • 新発2年債利回りは一時マイナス0.33%と2016年7月以来の低水準。新発5年債利回りはマイナス0.36%と8月29日以来の水準に低下
  • 長期国債先物12月物の終値は前週末比30銭高の155円03銭。午後に上げ幅を拡大し、一時155円08銭と約2週間ぶりの水準まで上昇

市場関係者の見方

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 欧州の購買担当者指数(PMI)はサービス業にまで弱さが波及している点に要注意
  • 米中の貿易交渉もスムーズに進んでおらず、長期金利は前週末の日銀オペ減額前の水準に逆戻り。日銀のマイナス金利深掘り観測も根強く、中期ゾーンが強い
  • ただ、あすに40年債入札を控えて、超長期ゾーンは上値を買っていくという動きになりにくい

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年以下と1年超5年以下。各ゾーンの買い入れ額は前回から据え置き
  • 岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト
    • 落札利回りをみると3-5年が結構しっかりした結果
    • それを受けて午後の取引では5年債や先物が堅調に推移
  • 備考:過去の日銀オペの結果一覧
長期国債先物12月物の日中取引推移

背景

  • 23日に発表された9月のドイツPMI速報値は41.4と、前月の43.5から悪化。フランスの9月PMIも前月から低下
  • 20日には中国の代表団が米国の農場視察を取りやめたことで米中交渉を巡る懸念が再燃

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.325%-0.360%-0.245%0.180%0.340%0.385%
前週末比-1.5bp-2.0bp-2.5bp-0.5bp-1.0bp-1.0bp
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