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ジョンソン首相の議会閉会巡る合法性、英最高裁が歴史的判断へ

  • EU離脱期限迫る中、最高裁は3日間の審理を終了
  • 来週初めに判決予定、司法が新たな領域に踏み込むか注目集まる

ついに正念場を迎える。

  ジョンソン英首相が決定した5週間にわたる議会閉会の合法性について3日間審理した英最高裁は、来週初めに判決を下す予定だ。10月31日の欧州連合(EU)離脱期限が迫るなか判決は大きな反響を呼びそうで、首相に閉会取り消しを強いるなど司法として新たな領域に踏み込む可能性もある。

Boris Johnson Campaigns For Leadership Of The The Conservative Party In Yorkshire

ジョンソン英首相

  判決が軽い警告にとどまることも考えられる。つまり、閉会は間違っていると断じるものの、議会招集を義務付けなかったりあらためて議会を閉会にすることを禁じなかったりする場合だ。そうなれば首相は、再び議会閉会に動くことが可能になる。

  英グラスゴー大学のトム・ミューレン教授(憲法学)は「首相には策略を巡らす余地があるが、議会を再度閉会にすれば、また訴訟が起きると思う」とコメント。ポーツマス大学のシュバンカー・ダム教授(公法)は「議会がいつ開かれ、いつ開かれるべきではないかの判断にまで踏み込むなら、司法にとっては新たな領域だ」と指摘した。

  最高裁のブレンダ・ヘール裁判長は審理を締めくくるに当たり、簡単な判断では全くないとの認識を示した。原告側、被告の政府側ともどの点を念頭に置いた発言か真意を測りかねており、判決が出るまで完全に確信できないとみられる。

Route to the Top

Cases challenging Parliament's suspension make their way to U.K.'s top court

原題:
Supreme Court Poised to Make History in Ruling on Johnson (1)(抜粋)

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