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ポンドはユーロとドルに対し等価に急落も、合意なき離脱なら-BNY

  • 合意なしなら、10-15%値下がりすると予想-ダール氏
  • 英国が合意を確保した場合、英ポンドは5%上昇も

英国が合意なく欧州連合(EU)から離脱した場合、英ポンドはドルとユーロの両方と等価に急落する可能性がある。BNYメロン・インベストメント・マネジメントのチーフエコノミスト、シャミク・ダール 氏が予想した。

  イングランド銀行(英中央銀行)で金融分析担当幹部を務めた経歴を持つダール氏は「『合意なし』なら、ポンドが非常に大きく下落することはかなり明白だ。ここから10-15%の下げになろう」との見通しを示した。「ユーロに対して等価を試すほか、その状況ではドルに対しても恐らくそうだろう。中央銀行が利下げする環境に入ることになる」と述べた。

Traders have built up short positions in the pound which has slid 1.8% this year

  英国が国民投票でEU離脱を決めた2016年6月以降、ポンドは対ドルで約16%下落しており、政治的な展開があるたびに大きく変動している。ユンケル欧州委員長が10月末までに英国と離脱合意に至ることは可能だと考えているとスカイニューズが報じたのを受け、ポンドは19日に一時0.7%上昇し、2カ月ぶり高値に達した。

  アジア時間20日は、対ドルで0.2%高の1ポンド=1.2550ドル付近で推移している。

  ダール氏は19日にシンガポールでのインタビューで、英国が友好的に離脱する合意を確保した場合、ポンドは1.25ドル台から約5%上昇する可能性が高いと述べた。10月31日の期限が近づく中でポンドを取引したいなら、ボラティリティーのオプションを買うことが引き続き最良の戦略の1つだとも指摘した。

原題:Pound Could Slump to Parity on a Hard Brexit, BNY Mellon Says (抜粋)

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