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【債券週間展望】長期金利は上昇か、日銀の金利低下抑制姿勢で

9月第4週(24-27日)の債券市場では長期金利が上昇すると予想されている。日本銀行の黒田東彦総裁が19日の記者会見で超長期金利の過度な低下をけん制した上、20日には長期・超長期ゾーンの国債買い入れオペが同時に減額されたことで、積極的な買いが手控えられる見通し。

市場参加者の見方

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 日銀がイールドカーブの過度なフラット(平たん)化を抑える姿勢を示したことから、超長期債の上値が重くなっている
  • 40年債入札は、利回り上昇を受けて生命保険や年金資金の需要で無難に消化されようが、上値追いには慎重な姿勢が続くだろう
  • 上半期末の接近で投資家の活発な動きも見込みづらく、相場はもみ合いやすい
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.23%~マイナス0.18%

◎SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 日銀は20日のオペ減額で長期金利が再びマイナス0.3%に向かって低下するのを認めない姿勢を示した
  • 月末に発表される10月のオペ運営方針では買い入れ予定日を示さないなどの修正も考えられ、特に超長期債は買い進めにくい
  • ただ、海外金利低下の流れは残っているため下値も限定される可能性がある
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.23%~マイナス0.18%

日銀オペ予定

対象年限直近オペの金額
24日1-3年4000億円
3-5年3600億円
26日5-10年3800億円

過去の日銀国債買い入れオペの結果一覧

国債入札予定

年限発行予定額前回の表面利率
25日40年債4000億円程度0.5%
27日2年債2兆円程度0.1%

主な材料

  • 24日:黒田日銀総裁が大阪経済4団体共催懇談会であいさつ
  • 25日:日銀金融政策決定会合の議事要旨(7月29、30日分)
  • 25日:政井日銀審議委員の講演・会見
  • 25日:日米首脳会談(ニューヨーク)
  • 26日:麻生財務相と黒田日銀総裁が全国証券大会であいさつ
  • 26日:4-6月期の米国内総生産(GDP)確定値
  • 27日:8月の米耐久財受注
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