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【日本株週間展望】小反落、材料難で過熱意識-米景気下支え (訂正)

訂正済み
  • 内外金融政策一巡でイベント乏しい、騰落レシオなど買われ過ぎ
  • 米国の消費者信頼感は高水準維持、住宅指標は改善の見込み

9月4週(24ー27日)の日本株は小幅に反落の見込み。目立ったイベントがなく手掛かり材料に乏しい中、連騰による短期的な過熱感が意識されて売りが出やすそう。半面、米経済の堅調で下値も限定される。

  米連邦公開市場委員会(FOMC)は市場予想通り今年2度目の政策金利引き下げに踏み切ったが、さらなる緩和の必要性では見方が分かれた。日本銀行の金融政策決定会合も予想通り現状維持。グローバルの金融緩和が後押しする相場環境は継続する一方、さらに上値を買うだけの材料は出なかった。日本株全体の値動きを示すTOPIXは連騰してことし4月高値に接近、東証1部の上昇・下落銘柄数の百分比を示す騰落レシオは19日に126.9%と経験則的に「過熱気味」とされる120%以上に達しており、戻り売りも出やすい状況にある。

  もっとも、米国では24日に9月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、25日は8月の新築住宅販売などが予定されている。市場予想では消費者信頼感は前回135.1から134への低下だが高水準を維持するほか、新築住宅販売は前月比2.8%増と2カ月ぶりプラスに転じる見込み。総じて米国の内需の底堅さを示す内容とみられ株価を支えそう。国内では26日が9月の権利付き最終日。3週のTOPIXは週間で0.4%高の1616.23と5週続伸。

≪市場関係者の見方≫
アセットマネジメントOne運用本部調査グループの荻原健チーフストラテジスト
  「短期的に調整があってもおかしくない。米国などグローバルの金融政策は予想通り通過してコンセンサスができつつあり、しばらく動きにくくなるのではないか。米金利や為替市場も当面はそれほど動かないだろう。日本株は低金利下の流動性相場からバリュエーションが拡大したことで戻りを示した。しかし日本企業のリビジョンインデックスが水面下にあり、今期業績に対する確信度が低い中ではバリュエーションの拡大にも限界がある。短期間で株価が上げてきたことでテクニカル面で過熱感がある」

インベスコ・アセット・マネジメントの木下智夫グローバル・マーケット・ストラテジスト
  「小幅高となりそうだ。引き続き米10年債利回りが1.8%程度に保たれれば、為替は1ドル=108円の水準を維持することができ、ボラティリティー(変動性)が大きくなっている日本株にはポジティブ。9月までの3カ月間でみると米金利は低下してきているため、債券中心に買いを入れてきたファンドなどが株に資金を向けやすくなってきている。リバランスの動きが米国株を押し上げれば日本株にもプラス。バリュー銘柄への買い戻しが一服し、海外情勢に関して突発的なニュースがなければ輸出関連を中心に買われそう」

(第3段落の権利付き最終日を26日に訂正します)
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