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中国、1年物LPR小幅引き下げ-緩和期待の市場には迫力不足

更新日時
  • 1年物ローンプライムレートは4.2%と予想通り-前月4.25%
  • 失望招きたくないが、強力な緩和シグナルも送る気なし-胡偉俊氏

中国人民銀行(中央銀行)は20日、1年物ローンプライムレート(LPR)を4.2%に引き下げると発表した。8月の4.25%から小幅な下げにとどまり、アナリストらは中国当局からより強力な緩和シグナルが必要と指摘している。

  ブルームバーグが集計した予想中央値も4.2%だった。5年物LPRは4.85%で変更はなかった。

  16日発表された8月の経済指標は一段の景気減速を示唆したものの、人民銀は中期貸出制度(MLF)金利を17日に据え置いたほか、米追加利下げ決定後の19日もリバースレポ金利を維持。追加緩和を予想していた市場にとっては期待外れとなっていた。

  マッコーリー・セキュリティーズの中国経済責任者、胡偉俊氏(香港在勤)は「LPRの小幅引き下げは中国当局が17日のように市場の失望を招きたくないと考えていることを示しているが、同時に強力な緩和シグナルも送るつもりがないことを示唆している」と指摘。「10-12月(第4四半期)も景気が減速するようなら財政を通じた刺激策を強化する必要があるかもしれない」とコメントした。

Traders need another boost to push China's sovereign yield lower

  人民銀はこの数カ月、景気てこ入れに向けて政策を微調整しているが、金融安定や高水準の債務を巡る懸念でより積極的な刺激策には慎重だ。

  ING銀行のエコノミスト、アイリス・パン氏(香港在勤)は「今回のLPR下げは市場を安心させるには力不足であり、低迷する成長に対処するにも不十分だ」と分析。「2019年の6%成長維持に向けて財政・金融政策一体で取り組む必要がある。財政刺激策の強化をなお見込んでいる」と述べた。

  中国当局は不動産市場のバブル防止や金融業界のレバレッジ抑制を目指しており、世界各国の中銀がハト派色を強める中、調整にとどまる人民銀の姿勢は際立っている。

原題:China’s Lower Loan Rate Lacks Punch for Liquidity-Hooked Markets(抜粋)

(市場関係者のコメントなどを追加し更新します)
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